SNSを鵜呑みにしない(妊娠出産)

SNS を見るとよく目にするのが
『出産レポート』

これを読むと 
本当に人それぞれだなぁと思うと同時に
これを読んで 
きっと悲しい気持ちになる人もいたり
モヤモヤする人もいるんだろうなぁと
勝手に思ってしまいます。


私は 二人目の出産の時に
必要のない医療処置※ があり
後産がとっても大変で
出産した記憶も ましてや陣痛があった記憶も
忘れてしまうほどの トラウマを得ました。

(※ これに関しては 私の思う出産の『最善』と
医師の思う『最善』に相違があったからです)


そのトラウマは 産後の育児にも大きく影響し
子供を可愛くない 愛せないという現実に直面
産後うつになって 命を絶ちたいとも思うほどでした。

そのくらい、女性の出産とは その日、その時限りではないのです。

そんな産後うつの時に 
すごくモヤモヤしていたのは

『お腹の赤ちゃんに話しかけていたら
予定日に生まれてきてくれた』

『パパがいる時に生まれてきてね
って言ったら立ち会えた』
『するっと安産で生まれてきてね
って言っていたから安産だった』
『◯◯をやっていたからスーパー安産だった』

という他のママたちからの言葉。


何一つ 
思うようにいかなかった私の二人目の出産。

ましてや とんでもない痛みと恐怖でそれは
かき消されてしまったのだから。


それ やってたけど
全くスーパー安産じゃなかったんですけどって
ひねくれてた、内心。。



話は戻りますが、

本当に妊娠 出産は人それぞれだということ。

『これをやっていたから 安産でした』

って私は言い切れないのです。

なぜなら

以前、私は産婦人科という場所に少し勤務していたことがあります。
医療者ではない私が間近で見てきた現場。
 


そこで見てきたのは 
毎日が『奇跡』であること。


傾向こそあるものの、
同じお産は全くないということ。

命の現場の近くにいたからこそ

『これをやっていたから 安産でした』
『スーパー安産』
『妊娠中に○○をやっていたおかげです』

とかそういうのは 私は簡単には言えないのです。



どうしても 今の私たちは

SNS の世界から情報を取らざるおえないんだけど

でもそこから 
ちゃんと自分でチョイスしていくことが
大切だなぁって とっても思います。

SNSは

どこか 俯瞰して読む 客観的に見る

そうしないと 
『思っていたのと違う』
ってなってしまうこともある

そうなった時 
自分はどういう反応をするのだろうか?

と対策(と言ったら大げさかもしれないけれど)
が取れない。

一本 芯が 筋が通っているといいけれど
柔軟でもありたい そう思う春の日。




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