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起業家のたまごが綴る~8か月の学びと反省~

初めまして!私は4月から、インドにおける女性差別問題・人身売買の問題をビジネスで解決するためにボーダレス・ジャパンに新卒入社し、社会起業家を目指して修行しています。

4月~7月の3カ月間は地球温暖化解決のために自然エネルギーのみをお届けする電力会社、ハチドリ電力にてボーダレスジャパン代表(ボス)とハチドリ電力代表(ゆうきさん)に仕事の仕方から起業家としてのエッセンスまでたっぷり教えていただきました。

そしてハチドリ電力を卒業した7月~11月の5カ月間、同じく社会起業家を目指して新卒入社してきた同期と3人1組でチームになり、1つの事業を立ち上げるRISEプログラムを始動しました。

私たちのチームは、お母さん1人で育児の負担を抱え込み苦しんでいる状況を解決するために事業を立ち上げようと奮闘しました。しかし、事業立ち上げは想像以上に難航し、5カ月間もの間プランニングだけで「1つの事業を立ち上げ、ソーシャルインパクトを出す」ということが達成できませんでした。

「プランニングで終わってしまっては、私たちの成長にならない。事業を立ち上げ、そこから学び・成長することに意味がある。」というボスの言葉のもと、私たちはこのままプランニングを続けるのではなく、新規事業の立ち上げに参画することになりました。メンバー2人はボスが立ち上げる新規事業に、私はインドの新規事業立ち上げに…。

5カ月という期間の間、1つのプランも事業化できなかったことは、ひとえに自分の未熟さが原因であったと思います。

12月から新たな場所でスタートを切った大きな節目である今、改めて8カ月間の学びと反省を忘れずに引き出しにしまっておこうと思い、このnoteにしたためます。ただ、書いていたら思いのほか長くなってしまったので、①ハチドリ期間編 ②RISE事業立ち上げ編 2つの記事に分けて書こうと思います。今回の記事は①ハチドリ期間編です。私の学びや反省が、誰かの学びになれば幸いです。

事業推進

1)業務思考ではなく「結果思考」で物事を考える

2)「遂行する力」が事業や業務を前に進める。

3)1つアイデアが出たらすぐ動く。

4)悩むのではなく、考えて決断する。決断できなかったら前に進まない。限られた情報の中で考えて「決断」するのが大切。

5)フローは必ず固める。リーダーとして土台を固める必要がある。

6)フローは最初に固めて終了ではない。そのあとの改善や運用が大切。

7)地に足をつけて、1個1個確実に終わらせる。同時にやろうとしない。

8)今日分かったことを明日反映させるスピード感を持つ。

9)「やる」といったことが「やれない」のはリスクでしかない。

10)インパクトが大きいものから着手する。これをやってどれくらいのインパクトがでるのかを考えながら進めていかなければならない。「なんとなくやったほうがいい」はだめ。

11)アイデアを思いついてすぐにやるのではなく、このアイデアや施策がどのくらいインパクトがあるものなのか。数字ともあわせて考える必要がある。

12)施策は「目的」と「結果」セットで考える。

13)やった施策をやりっぱなしにしない。狙った結果が出るまで踏みとどまる、執着心が大切。

14)インパクトが大きくてすぐできるものはすぐにやる!

15)プロジェクトや企画は最初の絵を描いて、ケツを作ってから取り掛かる。

16)頭で企画を考えようとするのはよくない。やっていてわかるニーズを捉えてから企画を考える。

17)「仮説・検証」のサイクルスピードを上げる。

18)調査をする際は必ず仮説をもつ。「仮説」なくして「調査」しない。仮説なしだと無駄になる。大きな軸をもって検証する。

19)いろんなファイルやツールを使わない。必要情報が入ったファイルを1つにまとめたほうが分かりやすい。ぐちゃぐちゃさせない。

20)リカバリーの仕事が起きると事業が止まる。

21)業務設計が大切。ちゃんと業務設計ができてないと回らない。リカバリーだらけ。リカバリーが増えると人を増やさなければならない。人を増やしても教育に時間がかかり、負の連鎖になるので、業務オペレーションの構築は大切。

22)朝令暮改。ダメだと分かったらダメなものは減らす・やめる。成り行きでやらない。

23)積み上げ式の仕事の仕方ではなく、大きなプロジェクトごとで考えていく。

経営

1)KPIを立てるときも仮説を立てて決める。

2)惰性でKPIを追わない。何のためにKPIを追っているのか。追っているKPIから見えている問題に対するアクションをしないといけない。

3)数字で考える癖をつける。1つのプロジェクトにかかるコストがペイするだけのインパクトがあるのかを常に考える。

4)人を採用するときの基準:スキル採用はしない。パーソナリティー採用をする。タフな人か、柔軟性があるか、前を向いてできる人か…。
内部クレームとかが起きてしまうのが一番しょうもない。創業期に組織課題・問題を抱えてしまうのはよくない。

業務スキル

1)ユーザー視点とオペレーション、両方を考えながら実務的にやる。偏りはNG。

2)オペレーションは完ペキにこなす。そうすることで顧客満足度につながる。

3)「作業」と「仕事」は違う。「作業」は効率よく。「仕事」は時間をかけてクリエイティブに。

4)業務のベースがあってクリエイティブがある。

5)業務をしただけで仕事をした気にならない。

6)この時間までにきっちり終わらせるという時間意識を持つ。ダラダラやらない。

7)仕事を一発で覚えようという意識が大切。100%集中して1回で聞いて理解する。

8)前もらったフィードバックと同じものを二度ともらわないようにする。

9)1つ1つの仕事の「精度」を上げる。これくらいでいいかな?ではなく「こんなに考えるんだ!」まで考える。

10)「なぜそれをするのか」「目的」を常に考える。なぜ自分はその選択をするのか、なんのためにこの仕事をするのか、常に自分に問う。業務を回しにかからない。

11)疑問を持って仕事をする。今あるものを「当たり前」とするのではなく、これで・このままでいいのか?と考える。結果を見据えて常にベターを探して改善のために動いていく。

12)連絡はとにかく電話でないと意味がない。電話で伝えると伝わることが多い。

13)急いでいるときこそ丁寧に。

14)自分的にこだわりたいのか、客観的にみてこだわるべきポイントなのか判断する。

15)ヒアリング方法:個別で見えた1つ1つの細かい要望を1つ1つ潰していく。概念化しない。大きく捉えるのではなく、細かく具体的に施策を打つ。

16)依頼内容だけを投げるのではなく、仕事の背景、納期を伝えて投げる。依頼をする際には相手が気持ちよくなるような依頼をする。

17)期限内はマスト

18)Wチェックはマスト

19)自分の中で100点を作ってからフィードバックをもらう。甘えない。

20)クリエイティブ:時間の区切りをつける。30分なら30分、考える力よりも引き出しの量が多いかどうかが鍵

21)引き出しの量:インプットどれだけできるかによる
アイデアが出ない=インプットが足りない

22)すぐに効果はでないけど、インプットを地道に続ける。

顧客視点

1)お客様への反映スピードをあげる。あれこれ手を付けてしまって、結局お客さんに届くまでが遅いということがないようにする。早く顧客のところに届けられているかというスピード感が大切。

2)お客さんに関わるものが最優先。

3)ユーザー視点、従業員視点など他の人の視点をもつことができるのかが大切。

4)顧客視点に立つ。どうしても中に入ると中での業務にばかり目がいってしまうけど「顧客」ありきのビジネスである。なにか施策を打つ時も顧客の立場になって考える。

5)相手の立場になって「本当か?」と考える。本当にこれで相手は動いてくれるのかを考える。

6)カスタマーエクスペリエンスを考える。顧客は体験価値がいいところで商品を買いたいと思う。

7)思いの分だけお客様には伝わる。思いを込めて仕事をする。その積み重ねがブランドになり、顧客満足度につながる。

8)妥協はお客様に伝わる。

9)「思いやり」=自分の見えない相手を考えて対応すること。

10)問い合わせ:受け手がどう考えるか、受け取るかが大切。

SNS/WEB マーケティング

1)マーケティング=デザイン&言葉

2)「伝える」と「伝わる」は違う。誰でも100%伝わる伝え方をする

3)相手の立場になって情報発信をする。

4)発信を通して言葉を磨く。発信することでロジックは鍛えられる。

5)文は簡潔に。目で見てわかるように。

6)SNSの発信を見た人の行動の先、動線を考えた投稿をする。SNS発信の先・見た人がどう動くか動きたくなるかを考えた発信でないと意味がない。

7)キャッチコピー:人の心を動かす言葉。

8)キャッチコピー:相手を動かそうとするのではなく、動きたくなる言葉をつくる。

9)パッと目でみてわかるか、入ってくる文言かが大切。一言で、瞬間的に頭に入ってくるか。

10)否定から入る言葉はよくない。

11)HP:全体の統一感が必要。細部にまでこだわる。

12)WEBの更新はこまめにする。更新が止まっていると気づく人は気づく。ブランディングにかかわってくる。

13)ずっと同じWEBはどんなによくてもCV下がる。

14)WEBの文字を入れる場所、色、見た人がどう感じるのかを意識する。

15)WEBに違和感を残さない。

16)申し込みフォームが注意書きのオンパレードになるのはよくない。

17)新しいものはどんどん自分が使って、参加してみる。やってみてUIを勉強する。

18)Facebookは顔が見える関係の付き合いができるビジネスツール。仕事を通して出会った人たちには積極的にFBの友達申請をして、DM送って関係構築していく。

19)返信が遅くて催促されるようなことはNG。

起業家スキル

1)TakerじゃなくてGiverになろう

2)一気に自分を変える力 自己改革力。自分を成長させようという気持ちが大切。

3)意志を持って変えようとすれば人間は変わる。新たな癖がつく。

4)人は何歳でも変われる。

5)自己改革は能力の問題ではなく努力の問題。実力をちゃんとつける。
「素直に学ぶ」=何ができないかを認知してじゃあどうできるかを考えること。できないことをリスト化して1個1個改善していく。

6)「できない」という負け癖をつけない。できないならその「理由」「原因」を探す。そのうえで対策を打つ。

7)できない前提でやる。なんでできないんだろうと悩まない。悩んでいるだけ時間の無駄・自意識過剰。

8)昨日より今日、今日より明日と少しずつ成長する。

9)自分の苦手を理解し、伸ばせるところは伸ばす。

10)課題があるところにインプットするから意味がある。解がない課題にインプットすることで答えをみつけていく 。

11)白か黒かではなくグレーを探す。中間地点を探す努力をする。

12)「今こうなんだよね」→じゃあどうする?「どうする?」まで落とせてない、人に依存している、「私はこうしたい」まで持って決めていくことが大事。

13)結論を自分で出してからフィードバックをもらう癖をつける。

14)間違ってもいいから結論を出す。答えを人に頼らない。決める癖をつける。

15)間違えることを恐れて「正しいはなんだろう」「正解は何だろう」を探すために動くのではなく、初めに自分の中で仮説・結論を出して検証、決断する。

16)最終意思決定を自分で下す「責任」と「勇気」をもつ。

17)言行一致

18)自分がやっていないことを人に言うことはダメ。

19)アグレッシブに動く。

20)納得しないと動き出さない自分の癖。スピード感をもっともたないといけない。

21)メンバーのモチベーションをあげる「ノリ」への意識はリーダー持っておこう。

22)細かいことに気づける細かい人間であるべき。細部に神は宿る。

23)リーダーは「いい人」である必要はない。必要な人に必要な言葉をきちんと伝える、愛をもって厳しいこともちゃんと伝える。

24)リーダーは全体が遂行されているかどうかをみる。

25)全体感を見る力をもっと持つこと。それがないと目先の事業に取り組むことになってしまう。

26)人の上に立つ人間になるには「メタ認知」「第3者視点」が大切。

27)固定概念や既成概念にとらわれない。「それは本当か」という疑いの目を常に持って捉える。

28)起業家=その人間につく・その人間のパーソナリティー
「この人に惚れた」「この人は素晴らしい」「この人に言われるなら協力するしかない」そう思わせないとダメ。

29)自分というパーソナリティーを表だしすることで生じるものがある。社会に認知される社会活動をやりたいのなら、その起業家がどんな人間なのかわかってもらう必要がある。

30)起業家を目指すなら人と人との関りを大切にする。


以上です!いかがだったでしょうか?

ボーダレスに入社したばかりの自分は、自他共に認める「ポンコツ」だったと思います。でも、だからこそあとは上がるしかない!と、とても前向きに頑張ることができた3カ月間でした。厳しいフィードバックをもらっても、とにかく諦めない。自分の無力さ・不甲斐なさを感じても諦めない。そこは3カ月間で成長できた点だと思います。

と同時に自分の「弱さ」とも向き合うことができた3カ月間でした。ハチドリでの修行期間、ボスやゆうきさんから「で、しおりはどうしたいの?結論は?」という言葉をよく言われました。

自分の中で結論を出せないまま、相手に結論や意見を求めてしまうことが多かったと思います。自分で考えて、これだと思う結論を出す。それからフィードバックをいただく。まずは怖くても間違ってもいいから自分の中で結論を出す癖をつけよう。これは今の自分にも改めて言い聞かせたいポイントです。

今回のnoteではハチドリ電力で修行した3カ月間の学び・反省を記してみました。改めて原点回帰できたような気がします。

次回はRISEプログラム~事業立ち上げ編~の学びと反省をお伝えできればと思います。ハチドリでの修行期間に加え、新しい学びを沢山得た期間でもあり、ハチドリで散々言われてきたはずの言葉を身をもって体験する苦い思いをした期間でもあります。

全ての学びと反省が「後悔」ではなく「次なる成長」へと繋がるように。次回のnoteもご覧いただけますと幸いです。

Shiori

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