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タン美のアプリ婚活日記-黒船来航(開港ならず)

アプリでマッチングすると、まずはアプリ上でメッセージのやり取りをし、そこからLINEなどに移行して、人によっては電話したりもしくは会ったり。そんな流れがほとんどかと思います。
タン美は若い頃の長電話の日々はどこへ行ったのやら、電話があまり得意では無いこの頃なので、どちらかというと会っちゃう方が楽。
でも、それもお互いの時間と労力を考えると電話である程度判断できると良いですよね。
今回はマッチング後に、電話で終了したお話。

見た目よりも誠実なメッセージ

マッチングした男性は、一眼でわかる海外の血が入っていると思われる風貌。
自営業の43歳。未婚。
アウトドアなども含めて多趣味な様子で、お友達も多そう。
タン美もお友達は多めでして、大勢で遊ぶのが大好きなのでこれはお話も合いそう!とメッセージも捗りました。
言葉遣いとかも丁寧な感じで好感が持てまして、LINEのID交換もしたのです。

初めての電話

先方からのリクエストで、ある日、電話をすることに。
知らない人との電話って、緊張しますよね。
タン美の友人には「声がすごく大切」という人もいます。すごく好みでも声がダメだと生理的に受け付けないらしい。
確かに声がめっちゃ高かったりするとびっくりはしますけど。。。
この日のお相手、普通にいい声でした。
まずは一安心。
話も普通に弾みます。これはいい感じじゃないの??と膨らむ期待。

とある、有名人の子孫です。

ちょっと会話も打ち解けたところで、聞いたんです。
「ハーフかクォーターなんですか?」

彼からの答えは「実はある有名人の子孫でして」。
はて。
言われてわかる有名人って?といろいろ掘り下げてみたところ。
答えは

ペリー。

って、あの黒船の?
ぺぺぺぺぺぺ ぺぺ。ペリー♪1853年、浦賀に来航....エグスプロージョンの「ペリー来航」って曲が頭のなかに鳴り響く。
そりゃ、歴史で習いましたとも。
しかし、日本人と結婚したとか聞いてないし。
「落とし胤なんです」
.....ほんとに?
ちょっと風向きが怪しくなってきました。

無駄なステップは省きましょうよ

本当にペリー?疑惑は残りながら。
とりあえず会ってみてもいいかな、と思い。(面白そうだし)
そんな流れになってきたのですが、
ペリーが言うことには「僕たちもいい大人になって経験もそれなりなので、お互いが合う、合わない、って大体すぐにわかりますよね。こうして話してもタン美さんと話しても違和感ないですし、実際に会っていい感じならもうすぐに付き合いたいです」
ときたもんだ。

たしかにね、探り探り、時間を過ごすよりも、パーっと付き合うのはいいと思います。
しかし、「すぐに」付き合うっていうのは、どう言うことよ?
以前の不動産詐欺疑惑くんの「つきあおう」→「ホテル行こう」発言がちらつくわけです。

目的はやはり。

タン美「会ってみて印象OKなら付き合うのはいいですよ。でも、すぐに夜とかは過ごしませんよ。さすがにね」
ペリー「そ、それは、そうかな。でもまあいいんじゃ無いかな。お互いがよければ」
タン美「普通に、付き合いましょう、すぐホテルいきましょう、とかならなくないですか?もちろん、一緒に過ごしていてそういう雰囲気になるならそれは否定しないけど、付き合うって言葉で言ったからってすぐには無理ですよ」
ペリー「まあ、でもそこは会ってみないとわからないよね」

あくまで体の関係にこだわるペリー。
だんだんと面倒臭くなるタン美。

「やめましょうか、会うの。」
そうタン美が告げた瞬間
「ちょ、ちょ、ちょっと待って。いや、そういう判断は良く無いと思う」
もう、しどろもどろのペリー。
結局、ヤリ目ってヤツだったんでしょうね。
でもだったらもっとスマートに会うところまで話を持っていけばいいのに。
慣れてないいい人だったってことなんだろか。

会うこともなく、終わったペリー。
ペリーの子孫っていう、真偽も謎なアピールはなんだったんだろう(笑)
黒船は開港することなく、海の彼方に去っていきましたとさ。


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