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2020年ゆるり目標の進捗

 ことしのお正月休みに、何を思ったか「2020年ゆるり目標」なるものを作った。本当は100個書こうと思ったのだが、結局74個というとても中途半端な数。それでもきちんと紙に清書して、毎日見るであろうクローゼットの壁に貼り付けた。

 振り返ってみれば、いまだかつて目標なんてものを掲げたことはなかった。それを30歳すぎていきなり、きちんと74個も書き留めて、さらに清書してイラストまで描いたんだから大した進歩である。これを書いただけでわたしはかなり満足し、そのあとは大して気にもとめずにほとんど壁紙の一部と化していた。数ヶ月ごとに振り返ろう、なんて思ったことも忘れていたのだが、先日ふと最近になって自分の生活にもたらされた変化について考えた。

 年明け早々、ゼロウェイストという言葉を知り、わたしはゴミを減らすことに夢中になった。エコバックを持ち歩くことから始まり、なるべく弁当を持参したり、パッケージされていない野菜を選ぶようにしたり細々したところを少しずつ変えてきた。
 なかでも一番「おおっ」という変化をもらたしてくれたのは、コンポストだった。生ゴミを専用の土に混ぜ込むと目に見えない微生物が勝手に分解してくれて土に帰るというもの。しかも肥料になるので、これを使って野菜や花を育てることができる。

 生ゴミって臭うしゴミ袋が重くなるしいいことがない。それがコンポストを初めてから、可燃ゴミが4分の1以下くらいに減って、2週間に1回出せば十分になったのだ。しかも臭わないし重くない。ずぼらな私たち夫婦にとってこれ以上ない感じである。
 さらによかったのが、コンポストに生ゴミを入れたいので排水溝のごみをこまめに回収するようになり、水周りがぐっと清潔になった(気がする)。

 ごみが減ったら、持ち物も減らしたくなってきて、人生で5回目くらいの「片付け祭り」に着手した。本当は”一気に 短気に 完璧に”しなければいけないのに、まったく劣等生である(こんまり先生ごめんなさい、だいすきです)。自分の不真面目ぶりにがっかりしながらも、こんまり先生のYouTube動画を見てやる気をいただきながら取り組んだ。

 さすがに5回目なので、服や本の段階はほぼ終わっていて、そこまでやることはなかった。問題は小物類。これがもう面倒くさがりなわたしにとっては、本当に面倒くさいとしかいいようのない量があって、面倒くさいという言葉しか浮かばずに泣きそうになった。それでもなんとかケリをつけたのが先週のこと。するとクローゼットのなかがすっきりして(主に片付けたモノはそこに入っていなかったのだけど)今までにない開放感を味わえた。

 などなど、「あ〜ことしのわたしってなんだかすごく頑張ってていいなぁ」なんて思っていたら、昨夜はパートナーに「エアコンの掃除ってどうした?え、まだ予約してないの・・?」と言われて落ち込んだ。掃除を業者に依頼することを彼に相談しただけで満足して、それから放置していたのだ。

 ダメなところはなかなか変わらないけど、やっぱりことしのわたしは結構がんばっている。それって、もしかしてこの紙切れのおかげなんじゃないだろうか。そう思って、達成した目標を消しこんでみたけれど、ほぼ消えなかった。ちなみに、改めてほかに目標あるかな?と考えて見ても、結局ここに書かれていることしか思いつかないあたり、同じ人間だなぁと思う。

 達成はしていないけど、取り組みはじめているものもたくさんあったので、残りの日々もゆるりとがんばりたいと思います。

2020.6.14
shiori


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