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順当なキャリアってなんだ

仕事に対しても、会社に対しても

「自分にはこれしかない」って思わなくて良い、
最近とてもそう思います。


特に学生時代スポーツに熱心に取り組んでいる学生ほど
自分はスポーツしかできないと思いがちです。
仮に本当にスポーツしかできなかったとして、気付いた時がいつであれ、遅いなんてことはないし、スポーツをしていたことの強みって、社会でもすごく評価されているのに。

脳筋っていう言葉を最近知りましたが、周りのコトバをそのまま思い込んでいないでしょうか?

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自分が本当に叶えたいことは何か?
それを体現していくことこそ、人生だと思っています。


教師の現場を通して、治療家の道を目指してスタートを切った友人
第一線で活躍する女性消防士
防衛大出身で順当なエリートコースより、社交ダンスの道を選んだ指導者


結果だけ見るととても順当に見える。
けど、そうじゃない面ももちろんいっぱいある。


みんな、悩んでここまできたはずです。
先ほど挙げたメンバーも、もちろん私自身も。


いろんな家庭事情を踏まえ、人生の分岐点には悩見ながら進んでいって
キャリア選択を重ね、ライフステージに応じた働き方を考えて、苦難を乗り越えて今がある。


それに、私の角度からは見えていない苦労も
本人しか知らない苦悩もあるはず。


この努力や転機に挑戦したことが、
これからの時代にはとても活きる。


それぞれの道で、スポーツをしてきた私たち。
それだけでも、こんなに道がある。


スポーツを通して、ひとつのことに熱中して、
常に上を見て戦い続けていくことは、人生においての成功体験に必ず繋がる。


それが一軍であろうとベンチだろうと、学ぶことがあって
それは人間力の形成という面でも、どの経験も有効だと思う。


必死でボールを追いかけた必死さが。
1秒に拘って走った経験が。
試合の1プレーのために、何十時間も練習してきたあの時間が。


それが自分のキャリアをつくる一雫になっていることに
自分では気づけない。
それを実社会でどう活かせるのかがわかってないから。

「スポーツと同じ」社会に出てから何度も聞いてきたコトバです。それくらい、スポーツの経験は社会で生かせるってこと。


そして今になっても、あの頃のまま
駆け回ったりできる仲間がいることも、強みのひとつ。同じ志でともに闘った仲間の考え方って、やっぱり少し似てたりする。

自分の信念の確認もできたり、ふとした思い出話の中にキーワードが見つかったり。


キャリア選択のきっかけとか
どうしたらこのキャリアを詰めるのかとか
学生のうちに、もっと現場の人の声に触れる機会があったら良いなあと思うのです。


学校はキャリア支援の取り組みをしているけれど
学生のうちは、与えられるものに対する価値ってわからなかったりする。


自分のキャリアについて考えるのが遅かったり、歪んだ視点で見ることによって
選択肢を絞り過ぎてチャンスを失う。


想像以上にスポーツ現場の実情は厳しい。


スポーツの経験から、治療家やトレーナーの進路を選び
実際やってみたら違うかったとか
フィットネス企業にしか働き口がないとか


トレーナー活動を無償やそれ同等でしながら
他でアルバイトして食いつないでいる若者の多さに驚く、、

スポーツをしてきたことは強みになるけれど、決してスポーツの世界でしか生きていけないなんてことはないということも念頭に入れておいて欲しいです。


こういった「職業」についても、
トレーナーでありキャリアコンサルタントである私のこの立場で
キャリアを考える若者に対して、伝えていきたいと思います。

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