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大の苦手だった日本史の勉強、始めました。

実は、日本史が苦手でした。徳川や、足利とか、名前は聞いたことがあるもののどんな人物かはイマイチ答えられない。平安と奈良時代ってどっちが先?戦国時代はなんで戦をしていたんだっけ??

日本史の話題が出るたびに、無知がばれないように口をつぐんできました。話を振られるたびに「私、世界史選択だったんで…」と言い訳してきましたが、このたび、日本史の勉強を始めました。

勉強を始めた理由はたくさんあります。なんならずーーーっと前から「いつか勉強しなきゃな…」とは思っていました。(他の教科はあまり勉強し直さなきゃと思わないけど、社会は働き始めてから「めっちゃ重要じゃん?!」と、気づく…。)

読書会でも、歴史の話が出るたびにつまずきますし。なんなら自分で本を読んでいて年号が出てきても「これ、どんな時代のことなのかなぁ…」とよくわからない。

どんなジャンルの本を読んでいても、歴史にぶつかります。起源をさかのぼって説明してくれても、年号を聞いて時代背景の想像がつかないとイマイチ理解が深まりません。

なんなら、観光していても歴史の壁に当たります。鎌倉が好きでよく行くのですが、鶴岡八幡宮に参拝しても「源頼朝って何した人だっけ…」となってしまう。

ずっと「歴史が分からないと気持ち悪いなぁ…」とは思っていました。

ただ、どうも学生時代に苦手だった意識が強くて。とにかく苦痛だったし、「中学と高校6年間かけても覚えられなかったものを社会人になってから勉強し直すって大変すぎない??覚える力はむしろ衰えているのでは?」と後伸ばしにしてきました。

満を持して勉強し直しているのですが、これが楽しい。やっぱりテストのためではない勉強は楽しい!年号や事件、人名を暗記しなくていいし、ざっくりとした大きな流れをとらえることが目的なので、学び方がちがいます。

それに、一つ一つの名前は全部知っているのです。(何この単語、はじめて聞く!みたいなのはない)社会人になってからの経験や、新しく得た知識もあいまって、点と点をつなげていく作業です。

「…!!だからか!」みたいな納得感があるので、次の展開が気になります。流れを追えれば、人の物語が数珠つなぎになっているだけなんですよね。歴史はただの暗記じゃなくて、想像力がついていれば、そこに生きた人達がいたのだと感じられる。

勉強のコツや、自分の傾向みたいなのも少しは分かってきています。細かく丁寧に入り込み過ぎると、古代で挫折しまうことは分かり切っています。ザーッと流し読みでもいいので、複数の本を読み通せば共通する大事なことが見えてきます。

さて。改めて、なぜ散々後伸ばしにしてきた日本史を今やり直しているのか。

正直、今はニュースとかあまり見たくないしSNSも不穏だから、本を読んでいるようなところもあるかも。

「今」の話をグッと近くでたくさん見ていると、近視眼的になってしまうというか。今でいっぱいいっぱいになってしまう。今がとんでもなく大変な特別な時代な気がしてきてしまいます。(まあ、大変なことは事実だろうけど)

でも、長い歴史の中で見ることができるようになったら、また少し見方が変わるんじゃないかと思って。時間の流れの中の一部として捉えられたらいいなと。

危機はこれまでも何回も訪れてきて、その中で何が正しいか、どうやったらいいのかわからないままに、人は行動してきた。タイミングとして、今だから入ってきやすいというのはある気がします。

ただ、問題は日本史を学び始めたら「これ、世界史もやり直さなければいけないのでは…?」となっていること。当たり前だけど、日本史は他の国と影響を与え合っているので、日本史だけで完結しない。

世界史を勉強し直せばニュースの見方も変わってくるかも…?

いやいや、大変すぎる。時間が足りなくなりそう。

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