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要約 『お母さんの自己肯定感を高める本』松村亜里 著

はじめに

「つい子どもや夫・妻に当たってしまう・・・」
「他の親がうらやましい」、
「育児や家事や仕事が辛い」、
そんな状態が続くと思い始めたら、ママ・パパの自己肯定感が下がっている可能性があります。

親と子どもの自己肯定感は密接な関係にあります。子どもは親の幸せを叶えるために自己犠牲をしてしまうからです。親の自己肯定感を高めることで、子どもは自分の人生を生きられ、自己肯定感が高まります。

本書は親が実践することで、自己肯定感が高まり、子どもにも肯定感が伝染する14のワークが収録された本です。ワークだけではなく、ポジティブ心理学の第一人者である著者自身や、周囲の実体験も混じえ、すぐに試したくなるテクニックがまとめられた一冊です。

●本文要約

1.そもそも自己肯定感って何?


自己肯定感は「自分はOK」「これでいい」と思える感覚です。ただし、自己肯定感には2タイプあります。一つは、他の人と比較して自分が優れているという条件付きの自己肯定感、もう一つはダメなところも良いところも「自分はOK」と思える条件なしの自己肯定感です。
条件付きの自己肯定感は、自分より優れた人に会ったり、失敗をすれば簡単になくなってしまう脆いものです。子どもを褒める時、能力や結果ばかりに注目して褒めると、「良い子でないといけない」と失敗を恐れる人間になってしまいます。完璧な人間はいませんし、人間の感情は浮き沈みするようにできているので、疲れている自分、仕事で失敗した自分、気が短い親の自分、そんな色々な状態の自分もOKと思えると、人間であること、生きていることを肯定できるようになるのです。

2. あなたの幸せが家族の幸せ

自己肯定感には、
1.         自己効力感
2.         良い親子関係
3.         幸せ
の3つが大きく関わっています。親の幸せは子どもに100%伝染します。著者の講座やメールマガジンに接したママたちの声で、最も多いのは「自分が幸せになっていいのだと自分に許可を出せたことです」という声です。母親業や子育てにまつわる「べき論」はママたちを苦しめます。以前著者が専業主婦だった時「私はこんなに頑張っているのに!」と家族に八つ当たりをしてしまいました。ジェームス・フォーラ氏の研究によると、あなたが幸せになると友人が63%の確率で幸せになります。ただの隣人でも34%で幸せになります。幸せは伝染するのです。つまり、ママが自分を犠牲にしていては家族の幸せは成しえません。あなたが幸せでいることはあなたに関わる全ての人の幸せの元となっているのです。

3. 自己肯定感を上げる方法1

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