自分の海外経験をもって「日本人はもっと海外に行くべき」と主張されるのが嫌。-ぐるぐる回るの続き

海外に行くことって本当にそんなにみんなに勧めるべきもの?広い世界を知ることってそんなに大事????

以前の記事でも同じようなことを書いた。

だが、またも海外に行くことが良いこととして、海外に行くことが選択肢にないなんて可哀想みたいな意味がこめられている記事を読んだ。

わたしにとってそれが面白くないのは、嫉妬かもしれない。

わたしは日本を出たことがない。行ったことがある都道府県は10くらい。海外に興味はある。この国に行ってみたいからこの言語を学ぼう、と考えることはある。この国の文化にもっと触れたいと思って勉強している言語がある。だからもしかしたら、海外への憧れはあるのにアクセスしようとしてこなかった後悔や、行くことのできる環境にあった人への嫉妬にすぎないかも。

だけど、世界を駆け回って仕事するとか、海外の学校に進学するとか、そんなに偉いことなのだろうか。

いや、たしかに偉いことかもしれない。それは多分、日本語以外の言語にも長けていて、海外の人たちに見てもらうことができる環境に身または成果をおき、それが良い評価を受けたということだ。

しかしその人には、もはや日本しか知らない日本人の視点はない。「日本人はもっと海外を見るべきで、チャンスを見つけて掴むべき」という主張は、一理あるとも思う。

ただし、それは相対的に「海外を知ってる自分は知らない人より優位」と言っているように感じられてしまう。

これも嫉妬かもしれないけれど。屁理屈かもしれないけれど。

だって、海外を知っている方が人生が豊かになったり、より良い道を進めると、そう言っているわけでしょ。つまり、海外を知ってる人(大なり)日本にこもってる人、という認識をしてるんでしょ?

わたしは、反対意見があればそれを聞こうと思うし、自分の考えに非があれば修正していきたい。だけど多分、わたしは少なくとも「海外経験は素晴らしいものだった。日本人は世界を知らなすぎる。もっと世界に出るべき」と言っている人より、ある点では正しい視点を持っていると現時点で考えているから、これを発信している。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?