見出し画像

シャクヤクは咲くまでが勝負

こんにちは。一児のママをしながらフラワーフォトグラファー/ライターをしているshionです。

先日、「よいはな お花のつくり手ファンミーティングvol.7」を拝聴した。初夏と言われるこの時期、ほんの一瞬だけ、お花屋さんの店頭には、まんまるに膨れたシャクヤクの蕾が並ぶ。今までは当たり前のように、その1輪を購入していた。しかし、この動画で丹精込めて育てた生産者さんの想いを知って、その貴重なお話をここに書き留めずにはいられなかった。

動画で学んだ事をまとめておくのと同時に、来シーズン、シャクヤクの時期がきたら、自分の備忘録として読み返そうと思い、綴っておく。

まず、シャクヤクは種を植えてから収穫できるまで、4~5年かかるそうだ。「花農家は待つのが仕事。だから初収穫の時は、本当に嬉しい。」顔をほころばせながら、仰っていたのはJA北魚沼の鈴木さん。



シャクヤクの蕾には、花びらが200枚近く詰まっている。その1枚1枚を開かせるには、もの凄くエネルギーが必要。「シャクヤクは咲くまでは勝負」だそうだ。丁寧なケアをすることで、咲かせることができ、長持ちもするそうだ。
例えば、

・花瓶には、毎日新鮮な水をたっぷり入れる
・毎日切り戻しをする
(茎の切り口が新しくなれば、茎の切る長さは問わない)
・蕾に蜜が付いていたら、毎日水でじゃぶじゃぶ洗う
(1度だけではなく、咲くまで何度も)
・切り花栄養剤は必須
・茎を短く切る(蕾までの距離を短くすることで、水揚げが良くなる)
・葉は特に水を吸うから、取り除くor間引きする

購入者がダイレクトに生産者の想いを聞ける。
そんな場が今後も増えてきてほしい。手元に届いたお花が、どのように育てられたか、背景を知ることで、(丁寧なケアをしよう)(長持ちさせよう)という、購入者側の意識に繋がるだろうから。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?