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1/20〜2/3 大寒のお菓子 『雪中花 -せっちゅうか-』

提供: 1/20〜2/3
菓銘: 雪中花 -せっちゅうか-
薯蕷練切(山の芋使用)| 金柑餡

寒中に凜と咲く水仙、別名 雪中花 を薯蕷練切でおつくりしました。中は金柑の蜜煮を練り混ぜた餡です。

水仙が眠りを覚まし花咲かせるには地温10度以下の日が3週間以上続く必要があるそう。先頃ずいぶんせっかちに春の暖かさが訪れた今年は一大群生地の淡路島の水仙も開花が遅れ、これからが見頃だそう。

異例の冷え込みが戻ってきますが、動きだす春を前に今年育てたいプランを叶えるためにリサーチしたり相談したり、じっくりと練り温めるにはぴったりの時期です。暖かい部屋でお籠もりしながら心を自由に遊ばせて少し先の未来を描いてみませんか。

◎季節の一句
『透明な夢育つ日の氷柱かな』

「つらら」はつらつらのつづまったものといわれ、ごく古い頃より、表が滑らかで光沢のあるものを形容した語である。水滴が垂れるときに、氷点下の気温のため垂れ下がった氷柱は時間が凝固したものとして、人がはぐくむ澄んだ夢もその中に閉じ込めて育ててくれそうだ。

作:志田 円(福岡・北九州の俳句結社「自鳴鐘」同人)

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