見出し画像

2023/3/5〜12 啓蟄のお菓子①『さわらび』

3/5〜12 啓蟄のお菓子① #さわらび
黄味時雨|よもぎ餡・丹波大納言小豆粒餡

春の雨やあたたかな陽光で柔らかくなった土から早春の山菜、わらびが顔をのぞかせようとする様子を黄身時雨でおつくりしました。よもぎ餡と丹波大納言の粒餡を重ねて包んでいます。

啓蟄は冬籠りしていた土中の虫が外へと這い出てくること。実際、鉢植えから出てきた虫たちに遭遇しやすい時期です。

枝枝には新芽が覗き、花の蕾は日に日に膨らんで、鳥や獣たちも繁殖期や出産期を迎えて新たな命が次々と生まれてゆく頃。あらゆるものの内に秘めていた生命力が外へとひらかれます。そんなフレッシュな春の気配に誘われて、私たち人間も外へと出掛けたくなりますね。

◎季節の一句
『人影の跳ねて駆けゆく木の芽道』
春の木の芽が色とりどりに道を彩っている。明るい道を春の喜びを抱えて駆けてゆく。
作:志田 円(俳句結社「自鳴鐘」同人)

#二十四節気 #啓蟄
#俳句 #志田円 #自鳴鐘 #木の芽
#すこやかにしあわせに #寿ぐお菓子 #汐音屋

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?