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1/20〜2/3 大寒のお菓子『雪中花 -せっちゅうか-』

提供: 1/20〜2/3 (1/31は休みです)
菓銘: #雪中花 -せっちゅうか-
道明寺 | 白餡(金柑の蜜煮)
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寒中に凜と咲く水仙、別名 雪中花 を道明寺でおつくりしました。中は金柑の蜜煮を乗せた白餡です。
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水仙が眠りを覚まし花咲かせるには地温十度以下の日が三週間以上続く必要があるのだとか。早春を彩る梅やうららかな春へと誘う桜も寒さをきっかけに目を覚まし気温が上がるにつれて徐々に蕾をひらく準備が調うのだそう。
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もうすぐ立春。冬の寒さあってこその春の訪れがもうすぐそこに。今年は久しぶりに冬らしい冬になったので花のたよりも早く届くでしょうか。待ち遠しい芽吹きの春を私たちも体調を調えて迎えたいものですね。
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◎季節の一句
『芽のような幼 (おさな) の拳 (こぶし) 春隣』
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暗く寒い冬も終わり近くなり、梅や椿が蕾に紅を見せ始め、草も萌え出し、日差しも一日一日濃くなってくる。幼児 (おさなご) の拳は萌え出ずる芽のようだ。その拳も春になれば指をいっぱいに広げ、新しい季節の力をつかみ取るだろう。
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作: 志田 円/福岡・北九州の俳句結社「自鳴鐘」同人
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#二十四節気  #大寒 #冬土用 #水仙
#俳句  #志田円 #自鳴鐘 #春隣

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