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【MBA挑戦記#2 企業派遣落選……から逆に決意が固まった話】

こんにちは、shioです。

前回は、MBA取得に関心を持ったきっかけについてまとめました。

【MBA挑戦記#1 挑戦のきっかけ】|shio|note

今回は、入社後にMBA取得の企業派遣制度に応募した話です。

私の所属企業には、幸いにもMBA取得の企業派遣制度があり、
年1回の社内選考を通過すれば海外/国内MBAへチャレンジできました。

ただ、入社時点では毎年度2名の枠(海外1名・国内1名)だったのが、
いつからか業績が厳しく海外/国内合わせて1枠と予算が削られました。
世知辛い世の中です…(制度があるだけ有難いか!)

私自身に関しては、学生時代にMBAへの関心を抱いたものの、
入社後は目指したい方向ややりたいことがわからずに
モヤモヤと数年が過ぎてしまっていました……。

幸いにも、ぼんやりとですがやりたいことも見えてきた時期があり、
それが20代後半くらいでした。
関心だけだったビジネススクールへの思いが、「チャレンジしたい」という
明確な目標に変わっていった時期だったと思います。
そして、もう若手とも言えない年齢になってきていたこともあり、
自分の中で「35歳までにはMBA取得」が目標かつタイムリミット
思うようになりました。

そんな私も、当然企業派遣制度には飛びついたわけですが、
自身のやりたいことや学習環境をふまえ、国内MBAを希望していました。

企業派遣制度自体は海外or国内で1枠とは言え、
応募者はMBA本場である海外希望者が多い状況だったようです。
会社としても、応募者が多数だった場合は1名の貴重な枠には
海外で揉まれてくる人を送り出したいという意向はあったようです。
(後日談として知りましたが…)

さて、制度に応募するためには、以下ステップを踏む必要がありました。
 ①志望理由書記載
 ②所属部署にてチーム統括承認&部長承認を得て、事務局提出

派遣のチケットは、選ばれた人だけが手にいれられるチャンスです。
社内で特段優れた評価を受けている訳でもなくパッとしない平社員だった
自分が申し込むには心理的なハードルもありました…。
上司に気持ちを打ち明け、承認を得る事はそれなりに勇気もいりました。
それでも、当時の上司は、意欲は買ってくれ応募を承認してくれました。

しかし、結果は……落選

他にも数名の志望者がいたようですが、現実は厳しいものです…。

ただ、結果自体に落ち込みはしたものの、
自身の実力を考えれば致し方ないと納得できている自分もいました。
そして何より、やりたいと思えることがやっと具体化してきて、
それをその時の自分なりに言語化して想いをぶつけられたことに対しては、
結果は伴わないにせよ“一歩踏み出せた”と前向きに捉えられていました。
(基本、何事にもくよくよしない性格でもあります)

しかし……
この時何より気持ち的にこたえたのは、落選時の人事の対応です。

落選結果は、人事⇒チーム統括、チーム統括⇒私に伝わりました。
応募する側も相応の勇気・覚悟をもって応募しているにも関わらず、
結果すら直接伝えてもらえない事、なぜ落選となったかや応募理由に関する
会社としてのフィードバックすら一切ない事…
これには、落選が悔しいというより「失望・悲しみ」に近い感情が
湧きました。

年に1回の選考チャンスを逃してしまい、
さらには「海外MBA志望者は毎年一定数いるから国内MBA志望だと
選考は厳しいかも」との人事コメントをチーム統括経由で聞き、
「これでMBAは諦めるのか?」という思いは当然浮かんできました。

しかし、ここで1つの問いかけを自分にしてみました。

「会社がお金を出してくれるからビジネススクールに行きたかったのか?」

          答えは、「否」です。

やりたいことも見つかり、そのための手段に国内MBAがベストだという
志望理由書を書き上げた自分は、もうそういうマインドになっていました。
人事の選考に神頼みのままでよいのか? よくはありません。
(雑な対応だった人事も見返したい!と思ったり笑)

結果的に、落選したことから再度自分を見つめ直して、
一層想いが強固になったことが今に繋がった気がします。
この経験は、自身の中で“不退転の覚悟”が定まった出来事でもありました。
(スラムダンクで言う“ダンコたる決意”というやつでしょうか笑)

世の中には、MBA取得の企業派遣制度がある企業に勤める人も
多くいるかと思いますが、チャンスを得られるのは一握りです。
制度に応募する際には、「自分のお金でも行きたいのか?」という問いを
今一度自身に問いかけてみることをオススメします。

ここからビジネススクール合格を勝ち取るまでの話はまた後日!

(補足)
落選後、何かのタイミングでチーム統括と話した際、
休職して自費ででも行きたいと伝えた時にはビックリされて、
最初は「よく考えてみろ」との言葉をいただきました。
しかし、決意は変わらないことを伝えると、最後は応援してくれて、
休職に関する社内制度も調べてくれるなど協力してくださいました。
その方には、とても感謝していますし、最終的に合格を勝ち取った時には
すぐに伝えに行きました。
今でも感謝しています。
自分もいつか部下を持つときは、このような部下をエンパワーできる
人でありたいと思いました。

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