【MBA挑戦記#1 挑戦のきっかけ】
こんにちは、shioです。
今日は、新年に相応しく初心に戻ろうということで、
ビジネススクール挑戦を意識したきっかけを振り返ります。
思い返せば、1冊の本との出会いがスタートでした。
当時私は、大学で行政学を専攻後に、
大学院で公共政策について学んでいました。
その時期に出会った、
『ハーバード・ケネディスクールからのメッセージ』(著者:池田洋一郎)
という本が大きな影響を与えてくれました。
著者は2006年に同スクール(大学院)に留学し、その学びを記した本です。
「人生で一番印象に残った本は?」と問われたら、
今でもこの本を挙げるでしょう!
本書で紹介されていた同大学院のスタンスはこうでした。(本書より参照)
「世の中“これが絶対に正しい”という真理や答えはないが、
それでもなお、現実的にはある段階で“これが最良の解”であるとして
判断し、決断を下さなければならない」
「ただ、大切なのは、
そこでなされた決断や作られた計画は常に一定の限界や不確実性を
含んでいることを自分自身が謙虚に認識すること。
そして、周囲の人々にそういった決断を納得してもらうために、
わかりやすい言葉で丁寧に説明をすること」
「さらに、こうした限界を1つ1つ超え、
不確実性を少しでも減らしながら、公益の実現に向けた“より良い解”に
たどり着くための思考のイノベーションを続けるという
強固な意志を持つ事が大切」
この言葉が当時の私の心にドストライクにハマり、
それなりに分厚い本(351ページ!)でしたが、熱心に読みました。
「世界トップクラスのビジネススクールってスゲ~~」と思ったことは
今でも覚えています。
改めて読み返しても、当時感じた感覚を再び感じるくらいです笑。
(自分にバチっとハマる本を見つけた時の“ゾクゾク”感と言ったら
伝わるでしょうか?笑)
いつかこんな環境で勉強したいとうっすら感じた体験となり、
この本との出会いがビジネススクール挑戦のきっかけとなりました。
その時から10年以上経ち、
素晴らしいビジネススクールで学ぶ機会を得たことを思うと、
良い本との出会いは人生を左右することを改めて感じます!
せっかくなので、本書の印象深い内容を2つだけ紹介して終わります!
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【1】“権威(Authority”)と”リーダーシップ“とは別物
名物教授のリーダーシップに関する講義の紹介でしたが、
これが“真のリーダーシップ”かと大きな衝撃を受けた内容でした。
(この章が一番好き!笑)
名物教授曰く(本書より参照)、
『誰でもいいのだ、リーダーシップを発揮するのは。
何か大切な「気づき」を得て、
それを皆に問いかける勇気を持つ者であれば。
ビジョンや正解を示すことではなく、
「問いかける」ことがリーダーシップの本質である。
慣れという名の思考停止に陥らず、
問いかける勇気を持ち続けること。』
リーダーと言えば、学生で言うと「キャプテン」「ゼミ長」だったり、
社会人で言うと「社長」「部長」などが思いつくところですが、
それは“権威”でしかないというのです。
権威を持たない人でもリーダーシップは発揮できるということを
分かりやすく教えてくれた言葉でした。
【2】修了生に向けたメッセージ
同スクールでは、修了式にあたり「Re-entry Seminar」として
社会復帰に向けたメッセージを伝える機会があるようです。
そこで6つの内容が語られたと紹介されています。
私は、この6つに関して当時はあまりピンときていなかったよう
(本の重要箇所につけるマークがついていなかった笑)ですが、
ビジネススクールを修了した今読み返すと
めちゃくちゃ腹落ちする言葉でした。
「Re-entry Seminar」メッセージ
①Reflectionの時間を持て
②仲間を大切に
③自己(Self)と役割(Role)を区別せよ
④静かに戻れ(Re-enter Quietly)
⑤自らの弱み(Vulnerability)と渇望(Hunger)を知れ
⑥無理に計ろうとするな
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自分に謙虚に、常にハングリーに、2023年も頑張っていきましょう!
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