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【豊島離島怪談会】島に集った分母たち!夜には恐怖のBBQが……?旅行記&感想レポ【禍話】

夏だ!島だ!!怪談だ!!!

ってことで(?)、香川県豊島にある民宿カラフルさんで開催された離島怪談会へ行って参りました。

定期的に怪談師や怪談蒐集家の方々をお呼びして開催されている『豊島離島怪談会』
(カラフルさんのXのポストを遡ると2022年から開催されているそうです)

そして今回参加させていただいたのが……

豊島離島怪談会
分母ども集え!分子になるな!!

写真はカラフルさん投稿の物をお借りしました

そうです!!
禍話の!!FEAR飯のかぁなっきさん&加藤よしきさんがゲストの離島怪談会でした!!
(今回は応募総数が多く離島怪談会初の抽選だったそうです。落選のポストを多く見掛ける中お席をご用意していただき、感謝が尽きません)

2部制に分かれており、夜の部ではFEAR飯のお二人も交えてバーベキュー大会。
しかも帰りのフェリーが無いので、分母の皆さんと『てしま自然の家』でお泊まり出来ちゃうプランなのです。

自然の家……これは何かが起こってもおかしくない状況では……??

筆者は第2部(夜の部)に参加させていただきました。

さぁ、俺たちの夏はこれから始まるっ……!!


1. 瀬戸内海に浮かぶ離島、豊島へ

筆者は京都在住のため、新幹線で岡山駅へ。
そこから在来線へ乗り継ぎ宇野港に。
宇野港からは豊島や小豆島、犬島など瀬戸内海の島々へアクセスする事ができます。宇野港は本州と島々との橋渡し的な存在なのかもしれません。

観光客はもちろん、杖をついたおじいちゃんやおばあちゃんも乗船されていたので、地域に根ざした交通網なのが分かりました。

今回筆者が乗ったのは豊島行きの旅客船。
行き先の島はもちろん、乗り物がフェリーか旅客船かによって切符売り場が全く異なるので、要注意です!

豊島観光ナビより
当日はスクショしたこの画像を何度も見て宇野駅をウロウロしていた
旅客船のチケットは乗船時刻の30分前から販売。
筆者のように乗り場に着くのが早すぎると炎天下で待つ事になるので要注意です。
船だ〜〜〜!!!!


さて、旅客船に乗って宇野港から出発。
さすがは瀬戸内海。窓からの景色は常にたくさんの島々を見ることが出来るので、飽きることなく船旅を楽しめました。

いよいよ近づいてくる豊島。

今日、
ここで、
分母たちが集う………

※実際は濁った心が洗われるような美しい景色です


2. 初の豊島上陸!島内散策と豊島美術館へ


程なくして家浦港へ到着。
生まれて初めての豊島!ついに上陸!!

青々とした空と海の境界線に、瀬戸内の島々が並ぶ
のどかだなぁ


怪談会の開始時間まで2時間ほどの猶予があったため、ずっと行ってみたかった『豊島美術館』
(※事前予約制。ただし、事前予約の枠に空きがあれば当日券も購入できるそうです)

家浦港から目的地までコミュニティバスに乗って移動です。運賃は一律200円。
レンタサイクルで自由に移動することも考えましたが、暑さに耐え切れる気がしなくてバスを選択。

シャトルバスの発着は家浦港の待合室すぐ!
豊島美術館まではバスで18分ほど

身体的に楽なのと、車窓から島内の景色を楽しめるのとでコミュニティバス様様でした。
(途中、いくつか気になる廃墟っぽい建物もありましたが)

そしてバス停の豊島美術館前に到着。
そこはなんと……
映画『すずめの戸締まり』に出てくる聖地でした

バスを降りた時、たくさんの観光客が写真撮影中……
美術館を観てから撮りました。
自転車で坂を降りていくのが気持ち良さそうだった。
坂道って、わくわくするよね。



坂を下ってすぐのところに美術館はあります。

豊島美術館は一つの大きな建物ではなく、受付・展示(アートスペース)・カフェ&ショップが独立。
また、アートスペースは撮影禁止です。
とはいえ、アートスペース内では小さな陶器のモニュメントを触りさえしなければ、座っても寝転がってもOK。
建物内に入り込む光、風、音……静かな空間で五感が研ぎ澄まされる感覚。時間の経過を忘れてしばらくボーッとしてました。

受付を出ると、眼前に広がる大海原
目の前にはカフェ&ショップ
ぐるっと敷地内を周り、手前がカフェ&ショップ
奥がアートスペース
別の角度から見た、カフェ&ショップとアートスペース
カフェの中はこんな感じ。
天窓がアートスペースにあった採光口にそっくり。
アートスペースは撮影出来なくても、ポストカードでいつでも思い出す事はできる。
青色のはコースター。
ここを給水ポイントとする。
店内は冷房が効いており、生き返った気分でした。
お米ジェラートはさっぱりとした甘さで美味しかった。



豊島美術館は “海と棚田を見渡せる美術館”

小高い立地にあるため、瀬戸内の島々を遠くまで見渡す事が出来る。
海も棚田も見る事が出来る美術館。
日本で唯一では……?
棚田と道路
この風景がとても“エモい”と思った

豊島美術館も景色も堪能できたところで、そろそろ会場へ向かうか……


待って、このあと怖い話聞くの?!(超今さら)


3. 島のお寺に集いし分母たち!そして怪談会が始まる……


今回宿泊する『てしま自然の家』
豊島美術館からは(上り坂はあれど)歩いて行ける距離でした。

元々保育園だったところを改装して宿泊施設になったそう。女子部屋は二段ベッドの部屋でした。二段ベッドで寝るの、超久しぶり……!!

荷物を置き、スタッフさんのご案内で十輪寺さんへ。Googleマップで自然の家からのルートや位置は下調べしていましたが……とにかく上り坂がすごい!これは足腰鍛えられそう(笑)


そして、離島怪談会の会場である十輪寺さんへ到着……

寺で怪談を聴くって、素敵やん?

招き猫とミッ◯ーマウスのようなネズミさんがお出迎え

FEAR飯のお二人にお目に掛かるのは1ヶ月ぶり!
7月の梅田ラテラルさんでのライブもお邪魔していました。

いつものようにお面を掛けているかぁなっきさんと加藤よしきさん。
ただし、お寺の本堂の空調は扇風機数台。
怖い話で体感温度が下がったとしても、熱中症のリスクは減りません。命が危ない。

そういう経緯があり、お面を(なるべく我々に見えないように)外してグラサンを掛けるかぁなっきさんと加藤さん。
そしてカラフルのオーナーさんからの「必ず2人の素顔は写さないでください」というアナウンス。

さながら素顔を明かさないマフィア上層部の闇会議に出席している気分でした。
(口外したら命は無いと思え、とか言われそうなやつ)

そして2時間に及ぶ怪談会。
たっぷりと禍を全身に浴びました。
詳細はもちろん門外不出ですが、感想はぼかした状態であればOKとのこと。

↓↓以下、私の感想↓↓

「なんでそんなところにこっくりさんの紙が貼ってあるんだよ!!」

「そのジェスチャーで飛び跳ねるのは嫌ですわぁ……」

「加藤さん、よくある話と言いますが私そんな物に遭遇したこと一度もありません……」

こんなに嫌〜な話が生のライブで続いたのに、終始和やかな雰囲気。いつものかぁなっきさんと加藤さんです。
お二人の、人を惹きつける話術はもちろん長年連れ添った(?)先輩後輩の空気感が良いなぁ……って思います。

開始前は明るかった外が、怪談が進むにつれ日が暮れて暗くなっていく……その様子はちょっと怖いなと思いつつ、風情あるなぁと。
そんな気持ちで耳を傾けていました。

そしてここからバーベキュー会場への移動が始まります……

が、最後に参加者がトイレに入ったと思いスタッフの皆さんは待っていたが中々出て来ない。ドアを開けたら、そこには誰も居なかった。
という不思議な現象も起きたそうな。

4. 禍バーベキュー開始!恐怖の宴が始まる……?


見よ、このダイナミック火おこし!!!!

変な物は燃やしてません・焼いてません

なんなんですか、この怪しい宴は。

それにしても、かぁなっきさんと加藤さん、分母の皆さんとバーベキューをする日が来るとは……

これまで梅田のライブ終わりに一部の分母の皆さんと飲む事はありましたが、かぁなっきさんと加藤さんと盃を交わす事は夢にも思っていませんでした。

はじめましての分母の皆さんとは「どこから来たんですか?」から始まり、禍話を知ったきっかけや「この話が好き!」などなど禍談義(?)に花を咲かせ……かぁなっきさんと加藤さんとは酒の話で盛り上がり……(笑)

今回、差し入れでバーベキュー中にお酒を持ち込ませていただきました。
お二人とも「(飲みやすくて)犯罪!!」とお口に合ったようで良かったです。

差し入れしたお酒の銘柄メモはこちら↓↓

民宿カラフルの皆さんとお手伝いのスタッフの皆さん、手配から準備・お片付けまでありがとうございました。

加藤さんが焼いてくれた肉。
もちろん、手バレ・足バレに配慮した画角で撮影。

夏、楽しんだなぁ〜〜(しみじみ)

5. 夜はまだまだ終わらない!!分母たちによる分母のための分母離島怪談会


これで終わるわけないじゃないですか。

修学旅行ですぐ寝るなんてこと、ありませんでしたよね?(強制的に頷かせる)

って事で、男子部屋で分母による“分母離島怪談会”が開催されました。

ちなみに筆者は途中からの参加。
シャワー後に髪を乾かしてから男子部屋に入ったのですが……その前に男子部屋のドアをノックする音が聞こえたみたいですが、一向に入ってくる気配が無かったそうです。

女子部屋を出る時、参加されない方々は既にベッドで寝てましたし……スタッフさんかな?スタッフさんって事にしておこう!!(真顔)

ちなみに、参加者のいいさんがXで分母離島怪談会の表題をまとめて下さってます。

自分は今まで霊的な経験は一切なく蒐集したこともなかったので、終始震えながら聴いていました。

6. 帰るまでが離島怪談会!島に残る分母たち?!


何事もなく(?)夜が明けた、てしま自然の家。

カラフルさんが美味しい朝ごはんを用意してくださいました。

スタッフの皆様、朝からありがとうございました。
トマトの炊き込みご飯のおにぎりがとても美味しかった。
サツマイモは分母さんが郵送で送って下さった物だそう。
本当にありがたいです。


朝ごはんも食べ終わり、いよいよチェックアウト。
本当に本当に、短くも濃い2日間だった……
しかも、カラフルさんからお土産のプレゼント付き。
豊島といえば天日塩!決してお清め用ではありません。美味しく使わせていただきます。

カラフルさんのご厚意で、チェックアウト後も17時まで荷物を置いて観光してもOK!とありがたいお言葉をいただきました。
最初から最後まで、たくさんのお心遣いに感謝です。

せっかくだから観光しよう!!
あ!でも万札しかない……
「わこさん(カラフルのオーナーさん)、両替させてください〜〜泣」とお願いし、民宿カラフルさんへ行くことに。

先に帰られる分母の皆さん(半数以上)とは、自然の家のバス停前でお別れしました。



え、みんなもう帰んの??

(↑そりゃ船の時間とか明日の都合とか色々あるやろ)


引き続き観光をされる数名の分母さんも一緒に、カラフルさんまで道に迷いながら島歩き。

“唐櫃の清水”が湧き出る、清水神社
この雰囲気、とても好き。
朝から農作業をされる島民の皆様。
ここには島の暮らしが、確かにあった。


カラフルさんで両替させていただいた後(本当にありがとうございました)、蛇神様が祀られている『妙丹宮』へ。
離島怪談会でかぁなっきさんが最初に話された、加藤さんがカエルの置物をお供えされた例の場所です。
オーナーの三好さんがご案内してくださいました……!
※写真は何となく撮りませんでした。

次に豊島へ行く時は、私もカエルの置物持っていこう。

さて、豊島滞在最終日は『豊島横尾館』

本当はもっと観光したかったのですが、午後からの天気が心配で断念。
荷物を持って家浦港まで戻りました。

横尾館の入り口

なかなかエキゾチックな横尾館。
古民家を現代アートに改築され、建物そのものが芸術作品。
女子部屋で一緒になった分母さんとご一緒させていただきました!

撮影可能エリア
岩を鶴と亀に見立てた『鶴亀の庭園』はよくありますが、こちらでは金色のリアルな鶴と亀が鎮座。
井戸は良くない!!!!(ちゃんとした作品です)
井戸は良くn


お昼ごはんは近くの『てしまのまど』さんにて

野菜たっぷりのガパオライス、美味しかったです。
ドリンクはコーヒーと迷いましたが、期間限定の桃とジンジャーのソーダに。

店内飲食も持ち帰りも可能な手作りパンも美味しそうでした……
次はコーヒーとパンも食べたいなぁ。


7. ありがとう、豊島……そして帰還


ちょうど船の時間になったので、分母さんと家浦港へ。

すると……偶然にもスタッフさんをお見送りにいらしてた、カラフルさんのオーナーご夫婦が!!

烏滸がましくも、わこさんと三好さんに見送られながら乗船。

「最後の最後までこんな素敵な偶然があるのだなぁ」と、島を離れる寂しさも相まって胸にグッと込み上げて来るものがありました。


横尾館を一緒に周った分母さんとは岡山駅で解散。

家浦港で偶然居合わせた別の分母さんと、新幹線での帰路をご一緒させていただきました!

最後まで分母の皆さんと共に楽しんだ豊島旅行。

企画して下さったカラフルのわこさんと三好さん、お手伝いスタッフの皆様、かぁなっきさんと加藤さん、分母の皆様。

楽しいひとときを本当にありがとうございました。

サイッッッコーーーーの夏だったな!!!!

【後日談】
豊島の思い出は我が家の冷蔵庫に……


民宿カラフルさん 公式X


禍話 公式X


聞き手 加藤よしきさん 公式X


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