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馬車道十番館
この前、彼と馬車道十番館に行きました。
カフェという空間自体が好きな私は、インスタグラムや、街中で「行きたい!!」と思ったら、彼を引っ張り出したり、一人でも入ります。
美味しいコーヒーやお茶、パン、スイーツ。
その香りや、それぞれの店の雰囲気に浸かって、お喋りをしたり、
外を眺めてみたり。
そんな時間が何よりも好きなのです。
大学生の頃はモダンな内装の、スタイリッシュな空間のカフェが好きだったのですが、最近は「喫茶店」も好きになってきたところです。
「喫茶店」は最近のカフェとは、どこか違う雰囲気というか空気があります。
今までのその店に通ってきた人たちや働いてきた人たち、場所、内装が作り出してきた空気は、過去からそのまま流れて今でも受け継がれているように思えるのです。
そしてこの前行ってきた馬車道十番館。
横浜は喫茶店が多い地のようで、「横浜 喫茶店」と検索をすると様々な喫茶店が出てきます。
その中でも、外装にまず惹かれた今回の喫茶店は行って大正解でした。
馬車道駅を出て、横浜特有の異国情緒な街並みを歩いていくと、
レンガ造りの建物に、赤、青、白の旗が風に揺られて立っていました。
中に入って、私と彼はサンドイッチと、コーヒー、オレンジジュース、ケーキを注文。
待っている間は、内装をぐるりと見渡して、洋風のランプや趣のあるその造りに見惚れていました。
すると、斜め前のご夫婦が、店員さんとお話をしているのを見かけました。
様子を見ていると、常連のお客様と、長年そこで勤めていらっしゃる店員さんのようです。
「今日は混んでいるね」
「そうですね、日曜はこんな感じです」
その会話の後、ご夫婦は注文したサンドイッチを美味しそうに召し上がっていました。上品な雰囲気のある、素敵なご夫婦に、店の雰囲気がマッチしています。
長い歴史があるお店に通い続けるお客さんと、そこに勤める店員さん。
店の雰囲気は店側だけで作り出すものではなくて、お客さんと一緒に作っていくものなのだなと感じました。
サンドイッチも具沢山、ケーキもコーヒーもオレンジジュースも、どれも満足できる品々でした。
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馬車道十番館。
横浜の空気を吸い、たくさんの人たちに憩いひと時を与えてきたのだろうと思える、素敵なお店でした。
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