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国立西洋美術館、常設展を休館前に見納めてきました。

明日から、国立西洋美術館は1年半以上の工事に入るため全館休館となります。

国立西洋美術館は、地元なので幼少期から度々行く機会はあったけど、その素晴らしさ、楽しさに気づけたのはここ5年くらいの話です。西洋絵画を楽しむという趣味を経て、海外でたくさんの作品に触れたり、たくさんの資料を読んだりすればするほど、近くにあるこの本物たちの価値に気づけた。
 行く度に、「あ、これ!!」っという新しい発見がある。はじめは何も知らない絵の羅列だったのが、学べば学ぶほど親しみやなじみのある作品に変わっていく。知るということの面白さ、奥深さ、そして果てしなく学べる喜びをこんな近くで体感できたのは本当にありがたいことです。
  自分が気になる特別展を開催している期間中は週1くらいで通っていました。その空間に2年も入れないなんてとても寂しいです。

いつだって、そこにいけば本物があった。

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建物そのものが世界遺産であり

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絵を見る空間としての常設展がとても心地よくて好きでした。

もう誰もいない、閉館ギリギリの最後の時間。

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噛み締めた。ここでこの絵たちに出会える幸せを。

最近収蔵された絵たちも

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美術館の方に、常設展示の作品たちは休館中どこかに貸出されたりしますか?と思わず聞いてしまった。「わからない」とのこと。思わず、もったいない!と呟いてしまった😅この機会にこの作品たちを日本全国の美術館で展示したらいいのに。国の財産なのだから、より多くの人が見られるように✨

閉館のアナウンスが流れているギリギリまで、1番大好きなルーベンスの前にいた。そしたら、涙が出てきて…いつでも会えるが、しばらく会えないになるだけで、本当に本当に寂しいです

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閉館のアナウンスがなって、離れがたい作品たちとバイバイ

最後にこれまた大好きな書籍コーナーで公式ガイドブックと、考える人のハンドタオルを購入

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私の前の方、ものすごい量の書籍買ってた。わかる。ここに来れば必ず欲しい本があって、毎回2冊くらいずつ買ってた。2〜5千円くらいする本は、やっぱり実物見て欲しいし、絶版本とか、過去の図録買えるのも嬉しかった。

海外に行って本物をみることが難しい中、近くて本物に出会える大切な場所。

きっと素敵にリニューアルされるので、それを楽しみに再来年の春を待ちます。

またきっと、この作品たちに出会える。

自粛期間からしばらく、ロンドン展が開催されるかどうかもわからなかった日々、上野公園を散歩しながらこの門が開くひを切に願った。もしあのまま開かずに工事に入ってしまったらとても悲しかったと思う。

無事ロンドン展も開催されて、常設展示にもしばらくのお別れを自分なりにすることができて、本当に本当にありがたかったです。

しばし、バイバイ。
またきっと、会える。

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