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見てきました!「史上初!全4巻全場面、一挙公開! 特別展 国宝鳥獣戯画のすべて」

上野の東京国立博物館で開催中の、「鳥獣戯画展」に行ってきました。

緊急事態宣言により、度々休館に追い込まれ、やっと!やっと再開!!っということで、再開初日に行ってきました。

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日本画、あまり興味がなかったのですが昨年からちょこちょこ日本画や浮世絵の展示も見に行っております。ほんとね、灯台下暗しというか、私の周りには文化や芸術に触れることができる機会がいくらでもあったんだなっと、もっと日本のことも知らなくちゃなっと、この1年地元に近いエリアで開催される展示には極力足を運んでいました。

鳥獣戯画展は楽しみにしてたよー!!

上野公園は私のお散歩スポットなので、閉ざされた門の向こうの作品に思いを馳せて前を通ってました。去年も西洋美術館の前を「ロンドンナショナルギャラリー展」に想いを馳せながら毎日歩いてたなぁっと思い出す。

ってことで、チケット頑張ってゲットしました。

ガイダンスは山ちゃん(山寺宏一さん)

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いや、すごいビックなの連れてきた

さすが、史上初の4巻一挙公開だ。気合が違う。
もちろん借りました!

なんせ何にも知らないので、甲・乙・丙・丁と呼ばれる全4巻から成り立っていることや、自分が思っている鳥獣戯画っていうのはいわゆる甲巻のことだってのも知らなかった。
あと、「断簡」と言って、一部を切り取って別の場所で鑑賞されていたってのも驚きでした。模写された模本によっては断簡された部分が入ってたり、入ってなかったりで、そこから察してそれがいつ頃の模本かわかるとか、面白いなぁっと思った。

いろいろなお家や国を跨いでこれだけ盛大に集めて展示したの一気に見られるなんて、すごい!

本当は去年開催の予定が叶わず、今年やっと開催することができたのにまたしても休館に追い込まれて。。。この展示が危うくほとんど人目に触れなかったかもしれないなんて、なんてことだ!!だよ。

美術館や博物館にすごくたくさん行くようになって、特別展というものの素晴らしさと、その展示を作り上げる人たちの熱意に胸を打たれることがしばしばあります。作品そのもののとはまた別に、展示の作り手のこだわりが垣間見えるとニヤッとする。鳥獣戯画のように一般的に有名な作品は、私のようなライトな層もたくさんくるから、飽きないように、誰でも楽しめるようにたくさんの工夫がしてありました。

今回話題の歩く歩道による展示。

メインの甲巻は全てを歩く歩道に乗って自分は停止した状態でゆっくり運ばれながら鑑賞することができます

これ、めっちゃいい

平等にみんなが見ることができるし。メイン箇所占拠とかもなく、人垣で見えないこともなく、ノンストレスで見ることができました。何だろう。ほんと、新感覚だった。

山ちゃんの音声ガイダンスを聴きながらスロープを歩き、歩く歩道に向かうのですが、展示室の壁には鳥獣戯画のアニメーションが映し出されていたりして

いろんな意味で、ディズニーランドかと思った!

アトラクション待ちそのものwww

改めてこの4巻を全て見て、日本って面白い国だなぁって思ったんですよ。
こんな昔から漫画があるんだよ!?
動物の擬人化したものもそうだけど、人間の絵のパートもかなり興味深かった。

ほんと、日本のこともっともっと知りたいなっという入り口になる。

もしかしたら、ゆっくり鑑賞したいだけの人にとっては少々賑やかな展示なのかもしれないけれど多くの人が興味をもつ工夫がたくさんしてあって、有名な作品をメインに置くのであれば、こんな遊園地のような展示大歓迎だなっと思います。昨年のきもの展も本当に本当に素晴らしかったけど、鳥獣戯画展も楽しかったです!

あ、あと、明恵さんのお釈迦さまへの深い敬愛の念がかなり強火ですごかったです。子犬ちゃん可愛くて、なんだかスーッと涙出ちゃった。何あの可愛い子!!

購入したグッズ

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見開き型のクリアファイル
チケットホルダー×3種類
クリアケース
うさぎのペンケース
キャンディ
ひっくり蛙のアイロンワッペン、図録

ポスターデザインのものメイン、実用品メインで買い控えた!使わないものは買わないように!!どれも可愛すぎて悩みまくりです

上野はあじさいが見頃な季節

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文化の森での美術館、博物館の再開は地元民としてとても嬉しいです。

この渦の中で導入された日時指定による入場規制、今後も導入して欲しいな。美術展の混雑はほんとしんどいので。。。歩く歩道も今後導入賛成です!

『史上初!全4巻全場面、一挙公開! 特別展 国宝鳥獣戯画のすべて』は6月20日まで。入場は日時指定券をあらかじめ購入することが必須となります。ただ、当日券も若干出るので、サイトをチェックしてみるといいかも!


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