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お金をバカにしないで

ずっと、モヤモヤしていました。

3年前、ある知り合いと話ししたときに、教えられました。「わたしの貯蓄額、今は約100万円だよ。」と。その人はわたしと同じ留学生で、バイトしかできないのに、そんなにお金貯めていたんだ!と心から尊敬しています。

で、先日、すでに社会人である友達と貯金の話題をしたときに、例の知り合いの話をしたら、「100万円…多いの?」って言われました。かなりショックでした。この友人はいくら貯金しているかわかりませんが、価値観の差を感じました。

「多くないの?そのひとはまだ学生だよ。」わたしは説明しました。

「まぁ、100万円は確かに少なくないけど、多いとも言えないね、お家1平米も買えないし。」彼女はそう言った。

そっか、たぶん価値観の差だと思います。

彼女だけではなく、わたしはたくさんな人々からこんな差を感じました。なんか…お金をバカにしている感じですね…その人たちの特徴と言うと…少なくともお金持ちとは言えません。中に実家暮らしの方もボチボチいます。実家暮らしが悪いなんて言っていません、ただ、社会人なのに実家暮らしとは、わたしの想像とはかけ離れています。

とにかく、昔から抱いてたお金に関するこのモヤモヤ感は、彼女の言葉によって膨らませ、「みんな、100万円をバカにできるほどお金持ちなの?え?貧乏人はわたしだけ?」と、わたしはわからなくなってきた。

特に最近は『闇金ウシジマくん』を観たら、お金をバカしてきた人間は次々への地獄に落ちるエピソードは忘れられません。

100万円は多いか少ないかのことではありません、100万円をバカにする行動はかなり変です。

わたしのモヤモヤを察知してくれたのか、YouTubeは最近、めっちゃお金に関する動画をおすすめしてくれました。この記事を書くきっかけは、【無意識】ついついお金を払ってしまう「5つの罠」【行動経済学】【貯める編】:(アニメ動画)第50回っていう動画です。

この動画はついついお金を払ってしまう「5つの罠」を紹介した。特に「感応度逓減性」がわたしのモヤモヤを説明してくれました。

「感応度逓減性」をググったら、以下の説明が出てきました。
感応度逓減性は、利益または損失の絶対値が大きくなるにつれ、変化への感覚がにぶるという心理の特徴を指しています。 たとえば、同じ1万円の損失であっても、10万円が9万円になる方が、100万円が99万円になるよりも苦痛を大きく感じます。
出所:ロコミラボ

なるほど、こういうことですね。そりゃ、最低でも2000万円の持ち家と比べたら、「100万円は少ない」って言う結論に辿り着きますね。

この動画に教えられたのは、「1万円は1万円だよ」とのことです。例え億万長者になっても、1万円は1万円です。1万円の積み重ねがあったからこそ、億万が成り立ちます。1万円1枚、いや、1円が減っても、億万は億万ではなくなります。お金は、大切に丁寧に扱わなければなりません。

なんか、よくある話ですね。ある人がいきなり大金持ちになって、お金を雑に扱うようになって、破産した話ですね…よく「金銭観が麻痺している」って言うですけど、経済学の術語って言うと「感応度逓減性」の罠にハマっていますね。

『闇金ウシジマくん』のセリフを思い出しました。お母さんの借金を返すために出会いカフェでバイトしてきた女の子が、簡単にお金を手に入る錯覚に陥る前に、出会いカフェを辞めて、田舎で時給900円未満なファミレスで働き始めました。当然、その給料もお母さんの借金に消えました。

闇金業者のウシジマが彼女の最後の借金の取立てを完了した後、部下にこう言われました。

「時給780円のファミレスのバイトじゃ、お金苦しいでしょうね。お金貸しますか?」(のちに風俗に打ち込んで、借金を回収することです)
「あいつは借りねぇだろ。今返済した5万と出会いカフェで稼いだ5万とは、金額は一緒だが、価値が全然違う。」

5万円は5万円です。お金自体に価値はありません。だけど、使い手や使う態度によって変わってきます。

わたしは、もうすぐ社会人になります。お金は大事・お金をバカにしない・お金は丁寧に扱わなければなりませんとのことを肝に銘じたいです。

「1円でも大切なお金です。」これも『闇金ウシジマくん』のセリフでした。

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