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本と遊ぶ
今回はどの本とでもできる、誰でもどこでもできる私の遊び方を紹介します。
みんなそれぞれ楽しんでるけど、本は読むだけのものじゃないね。
読んだり、持ち歩いたり、共有したり、装丁やデザインを楽しんだり、調べたり、内容にもよりけり、ここには書ききれないほど無限に広がりますね。
私の遊び方を紹介します。
まず、本を用意します。大切な本でも、何度も読んだ本でも、一回も読んだことない本でも、さっき借りてきた本でもかまいません。
むしろ読んだことがない本の方が想像が広がるかもしれません。
そして本を持って散歩します。散歩したくない時は、家の中でもいいので、辺りを見回してみます。
お?なんかもりもりの木があったので「森のなかのスタジアム」という本を置いてみました。なんだか本が落ち着いていたので、写真を撮ってみました。この時期、昼間は暑いなあ、もう少し川べりを目指して歩いてみよう。
あれ?大通りに出てしまった。交番の隣にでかい花があったね。
ついでだから、駅の中に来てみたよ。「DOGS,FIRES、ME」は花も椅子も似合うね。
あまり気にしたことがなかった古い自転車屋の隣、よく見ると、小石が敷かれた支柱があったぞ。なんだこの空間は。「広告批評 SEX ad」を置いてやろう。支柱も喜んでいるように見えるぞ。
「白鯨(上)」。一度も立ち入ったことがない駐車場だけど、この時初めて意識したな。
夏らしい日照りを本に見せつけたかったが、これは違う気がする。要素が多いのかな。
日陰が一番だね。
誰の椅子か、誰のキャンバスかわからないけど、雑然と放置されてるエリアがある。こういう雑多な場所は落ち着くな。ずっと息を潜めていたい。
人通りの多いところで撮るのも全く気にならないよ。ブツ撮りとも映え写真とも違うんだ。自分と本で作った散歩写真なんだ。
ふらふらしてたら、友達が集まる部屋。ちょっとお邪魔します。
「Mine bluE」輝いてる。そろそろ家に帰るかな。
家に持ち帰った本と写真を見比べて、想像する。どんな大きさで、どんな厚みのものを見たいかなあ。ふわっと配置し、印刷してみよう。印刷機は、コンビニ、町の印刷屋、たくさんあるよ。
たまにはすごく小さく、たまにはすごく大きく、薄く、厚く、色々印刷してみると楽しいよ。
今回はA2で印刷。余白を切るつもりだったけど、手に持ってみるといい感じだったので切らず。
紙は綴じてもいいし、綴じなくてもいい。のり、ホチキス、糸なんでも綴じられます。
紙と本の写真だったので白の輪ゴムで綴じてみたよ。(?)
本の本、完成
写真を撮るだけでも楽しい、本と一緒に撮ったところが友達と遊んだ場所のような思い出になる。紙にして綴じると、大切な本がもう一冊増える。
自分の気分次第で、本はどこにでもついてきてくれる。好きに散歩しよう。
でも、私が製本する時はこれ・・・。
製本してる時は手先が不器用でも、本気でやればやるほどいいものができる気がする。気をぬくとぐちゃぐちゃになる。ろくろ回しみたいなつもり。
どうでしょう。読む人も、読まない人も、散歩する人も、しない人も、あなたなりに、本と遊んでみるというのは。
多摩美卒制優秀作品に掲載されました!
— 新詩園 (@Shinshion0000) June 4, 2020
尊敬する大貫先生の元で大学生活最後に作った作品です。 https://t.co/NedzAwBFqG pic.twitter.com/m1zMYt5BAL
(こちらも手製本です。手で大体どんな本でも作れます。作ってみよう。)
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