閑話休題/リハビリ/理学療法士、作業療法士

ステロイドパルス療法が終わった後だったと思うが、理学療法士と作業療法士によるリハビリが開始された。

私の場合は両手両足の末梢神経が襲われ、感覚がなかったり動かしづらい状態である。
足は理学療法士によるリハビリ指導、手は作業療法士によるリハビリ指導を実際頂いた。
(職業名は聞いたことがあったが、理学療法士と作業療法士で役割が異なることも、学ぶ内容も異なることもこの時初めて知った)

最初は寝たきりの状態だったため、基本的にはベッド上で可能なリハビリを実施した。
足のリハビリは寝転んだ状態で足や足首を上げたり、曲げ伸ばしたりするものだ。
手のリハビリは腕の上げ下ろし、肘の曲げ伸ばしから始まり、両手をグーパーしたり指先を曲げ伸ばしする。
最初の寝たきりの頃は、手も足も正座から立ち上がる時のレベルの痺れがある状態で実施したので、少し大変だった。
身体を動かすと痺れが強まるのも大変な要因の一つと思う。
(痛みではなく痺れなので耐えられた。痺れをとる薬も処方されていたが、継続して効果が出るタイプの薬ということで最初はずっと痺れ強めだった)

薬により痺れが少し取れてきた頃、教えて頂いたリハビリを自主的に朝昼晩、2セットずつ、無理しない程度に実施して良いと許可を頂いた。
入院中は暇な時間もあったため、その間に実施した。

最初はお箸も持てなかった。病院食の蓋も開けられなかった。スプーンでご飯を食べるのも震えながらやっと食べていた。寝たきりでベッドの上に身体を起こすのもやっとだった。
入院2週間が経過した今は、お箸が使えるようになり、病院食の蓋が開けられるようになった。500mlのペットボトルも右手ならギリギリ持てる。
幸い左足のかかと部分くらいの感覚がほんの少し戻ってきたおかげで、立ち上がり、歩行器(介助者あり)を使って歩く練習もできるようになった。(左足首以下は動かないので、補装具をしている。もしくは摺り足での移動)
現時点の握力は、
 右手: 5.0kg(元々は33kg)
 左手: 2.2kg(元々は30kg)
との事だった。
(6歳児の平均以下であるが、最初は右手も5.0kgより力が低かったので少しずつ成果は出ている)

入院期間は1ヶ月以上。EGPAで入院した人で長かった人は3ヶ月入院していたとの事だった。とにかく入院している間に、1人で歩けるようになるまで回復できるよう、理学療法士と作業療法士のご指示を守りながらリハビリを実施するつもりだ。
(玄関ポーチが手摺りのない階段のため、杖などの補助具ありで登れるレベルになると助かる)


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