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塩見直紀の試行100(001)「本がお土産のまち」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきたことで、これは可能性があるかもというスモールチャレンジを100個紹介していきます。

一筆啓上賞の授賞式のため、福井県丸岡町に行った2003年、授賞作品をおさめた本を旅人が買う姿をたくさん見かけました。そのとき、感じたのが、「本がお土産ってすてきな文化だ」ということ。

綾部のお土産の一つに本を加えたい。そんな想いを大阪の出版社さんに話したところ、やりましょうと言ってくださり、誕生したのが、『綾部発 半農半Xな人生の歩き方88』(遊タイム出版、2007)です。綾部の特産館や駅前の観光案内所などに置いてもらってきました。88人の半農半Xな綾部人を紹介した本は中国語訳されて、台湾版、中国大陸版にもなりました。

いま、綾部のグンゼスクエアにある「あやべ特産館」には、蒲田正樹さんの『驚きの地方創生 「京都・あやべスタイル」』(扶桑社新書)や水源の里の本、ネジで有名な日東精工の本、著名な修験僧・田中利典さんの本など、たくさんの本が置かれています。綾部ローカルビジネスデザイン研究所編のワークブック4種「ローカルビジネスのつくり方問題集」「じぶん資源とまち資源の見つけ方」「AtoZが世界を変える!」「ローカルビジネスデザイン研究所の作り方」(各500円)や、スモールビジネス女性起業塾編の「スモールビジネスのつくり方問題集」(1000円)も置いてあります!「本がお土産のまち」というコンセプトも試みてきた型の一つです。

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