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ほとんどのティーチャーが不要になるのでは、という話

web2.0という言葉があるんですが、これはインターネットによって自由に情報を発信したり受信したりできるようになった状態のことを意味します。

端的に表現すると「情報の民主化」ということになるのですが、ほんの20年前までは欲しい情報にアクセスするには本を買ったり専門家に話を聞かなくてはならなかったんですよね。

現代では、わからないことがあればスマホを使って親指一本で(何なら口頭でSiriさんに聞くだけで)すぐに調べることができるようになりました。

このように情報が整備された背景には、「皆が求めている情報を供給した人にはインセンティブを与えますよ」というルールで動いている広告や検索システムがあるからなのですが、お陰様で様々な情報がほぼ無料で手に入るようになり本当に良い時代だな、、と日々感じています。

江戸時代の一生で得る情報量を現代では1週間で得られる、なんていう嘘か誠かわからない話を聞いたことがありますが、学校の先生よりも部分的な知識では勝っている小学生なんていうのもどんどん増えていくのだと思います。

最近お子供たちがYouTubeに釘付けになのは合理的で、動画教材は学習効率を上げるためには極めて有用です。そして動画中に登壇する必要があるのは、一握りの超優秀な講師だけです。ハイクオリティな動画を何万回でも再生できますので。

なので正しい情報をわかりやすく伝える人間は、数的には減少して然るべきかと思います。しかし、教育に関わる人が不要になっていくかというと、そうではないと思います。

トップ講師の動画で学んだ上で、理解が難しい部分を個々のレベルや考え方のクセに合わせて説明したり、モチベーションを保たせるような声かけをする価値が、これからは今以上に高まっていくのではないでしょうか。

しかしこのトップ講師+身近なメンターというシステムは、一昔前から予備校がやっていたことですね。

さらに最近では自主学習+メンタリングのような学習スタイルが増えつつあるので、この文章も特段新しいことを言っているわけではないのですが。。

ただ今後の自分の立ち位置を考えるときに、トップ講師を目指すのか、トップ講師の周りでサポートをするのか、個別のメンターを目指すのかなど、ある程度イメージしておいた方が困らなそうだな、、という独り言でした!お付き合いありがとうございました!

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