ふかふかと膨らんでいく秋、お気に入りのマロン型でココアケーキを焼いた話
お菓子づくりはぎりぎり守備範囲内です。普段は目分量ばかりなので得意とは言えないのですが、お菓子づくりにはまた別の楽しさがあると感じています。
秋なので
お菓子づくりの楽しさは、個人的に型の自由さにあるような気がします。同じ材料でも、選ぶ型によって仕上がりは千差万別。
ケーキもクッキーも、形を変えるだけで全く違うお菓子に早変わりするのです。創造の余地が広がり、つくるたびに驚きがあります。
私がケーキを焼く理由は、このマロン型があるから。パウンドケーキ生地で焼くと、良い感じのふかふか感に仕上がるんです。
普段はサラダ油にすこしバターを加えるのですが、今回は趣向を変えてココナッツオイルを使ってみました。
せっかくのマロン型なので、薄力粉に20gの純ココアパウダーを混ぜてみました。
お酒感もつけたかったので、ブランデーエッセンスを。これだけで一気に大人の味になります。
あとは型に入れて、オーブンへ。180度で40分ほど焼きます。いい香りが部屋に充満しだすと、あぁ、お菓子づくりの醍醐味だ!と思います。
ココナッツオイルの甘い香りに加え、ココアのほろ苦さ。オーブンの中で膨らむ様子を眺めていると、まるで秋そのものが膨らんでいくように思えます。
焼き上がったケーキをさっそくひとくち。
ココナッツの甘い香りとココアのほろ苦さが絶妙に混ざり合い、秋の訪れを感じさせてくれる美味しさです。
内心、「ココナッツとココアって秋っぽい?」と思っていたのですが、溶けきらなかったココナッツオイルがなんだか栗のようで、秋めかせることに成功。
これからも試行錯誤は続きます。
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