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チームメンバーの率直さを高めるために【DEI#33】

こんにちは。中小企業診断士のさとうたろうです。

ハーバード・ビジネス・レビュー3月号について、頭の整理もかねて整理していきたいと思います。

今回、特に面白かったのが、A New Social Contract for Teamsというレポート。チームの力を生かすための取り組みが紹介されていました。

ブレットプルーフィング

チームのメンバーの一人が優先度の高いプロジェクトについてプレゼンを行う(達成したこと、課題、計画していること等)
プレゼンが終わったら担当者は「何でもあり」のフィードバックと建設的な批判を求める
グループは、課題、イノベーション、協力できることに分けてフィードバックを記入する
同じ時間帯に活動していないチームでも活用できる
いかなる内容のフィードバックであっても、公の場で行う

A New Social Contract for Teams:ハーバード・ビジネス・レビュー2023年3月号

本音の時間

「会議中にまだ話していないことはなんですか」と問う。
各グループに正直な考えや批判を記録させ、その結果を共有ドキュメントして回覧する

A New Social Contract for Teams:ハーバード・ビジネス・レビュー2023年3月号

「心理的安全性」についてよくある誤解が、「心理的安全性のある職場は対立のない優しい職場」ということです。
心理的安全性のある組織では、チームメンバーが対立を恐れず、率直に意見を交換します。もちろんルールやマナーは重要ですが、ヒエラルキーもなく、バックグラウンドに関わらず、建設的に議論に参画します。

古い企業でよくあるケースが、会議では何も言わないのに、匿名のアンケートや非公式の場で、組織運営や方針について批判をすることです。こうしたことをなくし、組織のインクルージョンを高めるうえで、この「ブレットプルーフィング」「本音の時間」はどうでしょうか?

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