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読書レビュー;オロゴン『サイフの穴をふせぐには』(KADOKAWA)

1、著者オロゴン氏

都市銀行・ベンチャー企業をへて、独立後、不動産事業などを手掛ける。

ブログやTwitter、インターネットラジオvoicyで情報を発信

2、監修大河内薫氏

日本大学卒の税理士。youtube「大河内薫の税金チャンネル」を采井、税教育を義務教育にすることが、夢。

3、構成

給与明細の見方、借金、ネット情報、投資など、日本社会のお金に関することが書かれていることが、この本の魅力である。

特に読んでおきたい項目は、

福利厚生・連帯保証人・リボ払い・ふるさと納税・投資の項目である。

福利厚生を上手く活用することに、旅行やイベントなどの支出を、定価より抑えることができる。

連帯保証人になることは、著書ではリスクの高い行為として書かれている。

この本では、代わりに返済する人という大勢が考えている連隊保証人の人の認識は間違っていることを教えてくれる。

なぜなら、連帯保証人になることで、①催告の抗弁権・②検索の抗弁権・③分別の利益を破棄することになり、立場がとても弱くなるからだ。

この3つの権利によって、債権者本人へ文句がいえなくなり、自分が返済を拒否することもできなくなり、肩代わりを拒むこともできなくなってしまう。

また、福利厚生である生活貸付金制度を紹介している。

リボ払いは、高利息であることを教えてくれる。

カード払いをするときには、利息をいかに低く抑えるのかを考えて使うことが重要である。

ふるさと納税は、年収によって控除額が異なる。

返礼品を食料品を選択することによって、税金だけでなく、食費を節約できるメリットを教えてくれている。

怪しい投資の見分け方について述べている点も、注目できる点である。

重要な個所には、下線が引かれている配慮がされており、

本を読むことが、苦手な人にも読みやすいだけでなく、見返しやすいレイアウトになっている。

このレイアウトによって、辞書的にも使うことができる。

コロナウィルスなどの雇用が維持されない時などの助成金の情報は載っていないが、続編または増補編が刊行されることを期待する


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