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短編小説おまとめ版ベスト3

塩かげんってのは、私の屋号でして。本業はコピーライター&プランナー&編集者&WEBディレクターと言った具合で、すみっこでシャカシャカ書いてろよこの野郎っ!てべらんめぇ的にスキマスキマに小説も書きあげております。

小説なんてものは、銭払って読むもんですが、コレ無料でっていやぁ山ほどありまして。いわゆるセミプロからアマチュアのレンジの裾野は、広大無限にございます。

そんな中、アマチュアで小説となりゃぁ、コレ、読んで!読んで!ほら読んで!と相成りますが、誰も読む義理も道理もございません。べんべん。だいたいですね、人は人が書いたものを読むってのは苦痛でございます。

読解ってのは、読み解くってことですから、興味のないモノなんてのは読んで解くに値しませんでさぁ。そこに挑むってんですから、私はそりゃぁ風車に向かって戦いを挑んだアイツと変わりないってことです。へへへ。

で、前置き口上長くなりましたが、おまとめ小説しておこうかと。ええ加減に本数も増えてまいりましたし、小説のガイダンスってもんがなきゃぁ、いまどきタイパですからねぇ。もちっとすすみゃあ、あらすじで全部オチまで分かったうえで、読むって言うんですから、こりゃぁミステリー書いたりしますと、ハッピーエンド、バッドエンド、主人公が逆転なんてアオリいれなきゃなんねぇって具合です。べんべん。

勝手にベスト3なんてしましたが、別に誰からも褒められもしておりませんでございます。あたしのなかでベスト3のご紹介ってことでご容赦くだしゃんせ。まずはこちらを読んでくださりゃぁ、あぁ、幸せでござんす!


【1】負け犬のふたり

35年前いじめや友達がいないことで悩んでた時期に 思い描いたお話です

小学校からずっと友達らしい友達がいない「ぼく」は、お昼は決まって便所メシ。音楽室の前のトイレが唯一の落ち着く場所。そこに、もうひとり便所メシ仲間ができた。心通わせていくなかで、おこる一つの事件。友達を大切にする、そんな当たり前の気持ちを思い出させる作品です。ちゃんとハッピーエンドで終わる物語です。大好きなスティーブン・キングのスタンドバイミーのラストを僕なりにハッピーにしてみました。って感じ。

【2】悪魔的チャーハンを

空き巣と育児放棄された子ども、ハラペコ悪魔と心の交流!

元料理人の大戸は前科者。出所後、仕事もうまくいかず再び空き巣に手を染めていた。そこに現れた悪魔。大戸を喰らうため現れた悪魔だったが、彼の中の小さな良心=(悪魔にとって臭みのようなもの)を取り除くため、新たな罪を犯すように唆す。

悪魔にそそのかされて入った空き巣先は、育児放棄された子どもたちが二人。ハラペコの子どもたち・ハラペコの悪魔・元料理人の主人公、彼らが巻き起こすハートフルで現代ファンタジーの物語。社会問題に少し切れ込んでるようなそうでないような。感動のお話(もち、フィクション)。

もしも、ぼくが宝くじやすっごくお金持ちになったら、子ども食堂を全国各地に作って、ごはんが食べられない子どもたちを毎日腹いっぱいにしてあげたい!なんて思いながら書いた短編です。

【3】「誰も殺されない」殺人事件

これは、殺人事件なのか?タイムリープが復讐を終わらせない

大田原家に届いた荷物。それは、タイムリープできる置時計だった。
説明書には過去に戻れるが未来には行けないと書かれていた。
注意書きには何か書かれているがよく読めない。

大田原家はリストラ目前の父、不倫を続けている母、三浪して大学に受かった息子過去に戻りたい父、どっちでもいい母、戻りたくない息子
三者三様の思惑のなか、母の不倫相手が。

不倫というねちっこいテーマをモチーフにしていますが、
基本的にミステリーなSFです。
人間は簡単に許さない、そんな深い業の世界で
僕たちは生きているというテーマです。
これは「カクヨム」の方では週間ミステリーランク7位になった作品でございます。説明的な箇所ございますが、だれか漫画にしてほしいなぁという作品でござい!


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