見出し画像

「計算力vs判断力」という、歴代ヒーロー同士の対決!

主食、米だろ米。米がなきゃぁはじまらない。というのはもう時代遅れなの?近所のスーパーでは4軒まわってきたけど、10kgの米が売ってない。どこもコンパクトできゃわいい5kgばかりだ。そして割高だ。

今回のテーマは米ではなく、計算力と判断力について。今日の夕方、僕の身に起こった恐ろしいデキゴトをご紹介したいのある。

米がない!

ポンコツの脳が再起動を繰り返し、セーフモードで動いていた午後14時。天気がいいので洗濯ものの乾きがはええ。仕事の連絡も止まりがちだから、洗濯物取り込んで畳んで、片付けるぜ!と三十分の家事をセッセと。

セーフモードで起動していた脳。記憶の信号が走る。何か思い出せない。タイセツナナニカを!洗濯機前のバーにピンチたちを片付ける。「しらんなぁ、思い出せんってことは、どーでもいいことじゃね?」と、コーヒーでも淹れようとしたそのとき、ビリッと電流が脳に。「死ぬよ、マジで」って記憶が。そうだ!新しく買ってきたバスタオル洗っておけと言われていた!

セーフモードよしっかり働けよ。このボケ脳め。という可哀そうなくらい誹りを与えつつ、洗濯開始。まだ陽ざしがある。いい感じで乾いてねぇと。
洗濯も終わり、ベランダにバスタオルたちを干す。

もう今日は店じまいだな。ノンアルで祝杯や!一足早く、ノンアルと小さいお煎餅でミニパーティを15時からスタート。ん?何か違和感が。。。米を研ぐ。ん?米が足りん。補充だ。とストックを見に。ラスト1袋だった。10kg
の米があと1袋のみ。この米を米びつに移すと、ストックはゼロだ!

もしもの備蓄米がねぇ。うちは20kgをストックするように、ホームローカルルールとして決められておる。これだ!「米を買っておけ」と言われていたのだ。

歩いて5分の近くのスーパーへ

いつものスーパー、せっかくだしノンアルでも補充しとくかってことで米を買う前にノンアル2本。あとサラダ油ストックしとこってことで1本。で、米コーナーへ。

ないよ、米ない。というか実際は10kgの米がない。5kgの米しかない。そこは米やすーい店。単一原料米で10kg¥3,180(税抜)だった。でも奴がいない。同じシリーズの米で5kgで¥1,780(税抜)だった。2袋10kg分買えば¥3,560じゃねぇかぁ。物価高騰の余波!

品出ししている馴染みの店員さんに、
「もう10kgの米は売らない、なんてことないですよね」と質問。インカムでバックヤードの仕入れ担当に確認してもらったところ。
「もう廃盤らしい。これからは5kgです」って、なんてことだ!とりあえず妻にLINEだ。いつもより¥380高い。

明日何があるかわからない、米はライフのラインだ

米備蓄したとて、水がないと炊けないし、災害時はチンのお米の方がまだいいのかもしれない。さりとて、米は精神安定剤でもあるのだ。米で税金を納めていた時代もあったくらいなんだから。

しかし、解せないので、このいつものスーパーでは買わずに他なるスーパーへ。ドラッグストアでも米が売っているので、方々回る・巡る。

おろ、もう一つの24時間営業タイプのスーパー。5kgのみか。しかも¥2,180(税抜)だと!却下!

で、少し自転車で遠征。ドラッグストアAへ。10kgの米はあるが、複数原料米か。やめておこう。今買うのは時期尚早だ。価格が10kgで¥2,980(税抜)魅力的だが。

向かいのドラッグストアBへ。10kgの米あるじゃないか。どれどれ、袋が不織布みたいな上等な感じだぞ。¥4,120(税抜)か…ダメだ。ん、お隣にこっそり咲いているこの子は!あきたこまちじゃないか、¥3,560(税抜)か。なんだこれは最初のスーパーで5kg2袋(近江米です)と同じじゃないか。むう、ペンディングだ。

そうだ!もう一軒スーパーがあった。あそこなら。ポイントも溜まってるし、現金が出るのは少し抑えられるな。

おお、どれもこれも5kgばかり。でも見つけた!当店人気NO1のPOP。5kgで¥1,980(税抜)特価らしい。2袋で¥3,960(税抜)か、パッケージがかわいい。単一原料米だし、なんかおいしそうだなと。

ここで、計算力vs判断力の戦いが始まっていた。すでに計算力は想定通りのポンコツぶり。

米オーディション最終候補

■最初に行った近所のスーパー(歩いて5分)5kg×2袋¥3,560(税込)
■最後に行った遠くのスーパー(チャリで20分)5kg×2袋¥3,960(税込)

どちらも滋賀県の単一原料米、パッケージは遠くのスーパーの方がかわいい。いけない、もう脳の判断力も死んでる。計算力vs判断力、ダブルノックアウトばりのほぼ無効試合!

何を思ったのか、■最後に行った遠くのスーパー(チャリで20分)5kg×2袋¥3,960(税込)を買い。自転車で家路を急ぐ。途中まで、「いい米買ったなぁ。ファインプレー!」なんて思っていたけど、¥400高いよね。と計算力が蘇生してきた。同時に鈍った判断力が、このパッケージ別に普通じゃないですか?と。

会社辞めるときに送別会でもらった、よくわからない小さい額縁みたいなのなんだか素敵って思って家に帰って、風呂入って出たら
「これやっぱいらねぇ」って思うあの感じ。魔法が溶け切ったあれ。判断力が目を覚ました。

計算力と判断力は対立構造じゃなかった

結局、どちらも大事な仲間で戦わせるものじゃなかった。戦う前からどっちも死んでたし。お互いを支えあうような生き方を脳内でしてほしい。それが自我を任されている側の者としての要望だ。

と、くだらない話ばかり書いているが、結局のところちょっと高い米買っちゃったと妻にどうやって申告しようかなーと思っているところなのだ。

おわり


この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?