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「言われなきゃわかんないよ!」っていうのも言わなきゃわかんないよな

最近、あの人は何を考えているんだろう、とか
どういう思いでそうしてるんだろう、とか
わからないなー、うーん、と思うことが多いのです。(反発ではなく、単なる疑問の意味でね)

その度に『なんで言ってくれないの?言ってよ!』と心の中では思うのですが、そんな願いはつゆ知らず、教えてくれる人なんていません。

そりゃそうですよね、だってこっちが『何考えてるかわかんないのがすごい不安です!』っていう気持ちなんか、相手はわからないわけですから。

「言われなきゃわかんないよ」って言葉、本当にそうだと思います。


でもそういうとき、得てして相手は「言わなくてもきっと伝わってるだろう」と思っていたりするもの。私もそうだもん。
一種の信頼かもしれませんね。「この人なら私の真意を汲み取ってくれるだろう」「10まで言わなくても、少し考えたらわかることだから、あとはこの人の理解力に任せよう」そんな相手に対する期待、理想、願望を押し付けてるのかもしれません。

時にはびっくりするくらいその期待に、いや期待以上に応えてくれる時もありますが、大抵はそう上手くはいかない。人間ですから。笑

そこで上手く伝わっていないことがわかったとき、「ごめんね、私の伝え方が悪かった!」となればいいだけの話なのですが、人間って複雑ですね、「え、なんで理解してくれないの?言わなくてもわかってよ!」という感情が湧いてきてしまうのは私だけでしょうか?笑




会話って不思議で、良くも悪くも想いを込めることができます。それはわざわざ文字にしなくても、声色とか表情とか仕草とか、そういう細かいものに乗せて、なんとなーく相手に言いたいことが伝えられてしまう。
それでも上手く伝えきれなくて、むずむずするのが世の常。青春。

そしてこれがSNSなどテキストのやりとりになると、もっと伝わらなくなる。自分では想いを込めて、声に出すようにテキストを打っているつもりでも、画面上の文章になるとその声は一切の色を持たず、グレーなままチャットの海に投げ出される。これを受け取った相手は、その文字の意味から相手の感情を想像するしかない。
悲しい。そこにあるはずの感情が相手の目の前でなくなってしまうのは実に悲しい。


必死になって相手の感情を想像することほど、無駄な時間ってない気がするのです。(あれですよ、片想いの相手に対する「あの人は私のことどう思っているのかな?昨日のあれはどういう意味だったんだろう、、?!」みたいな青春劇は別の話です。笑)


あれこれ想像を巡らせて、良いパターン、悪いパターン、全てを考慮して返答・行動したら「いやそっちかーい!」みたいな拍子抜けする結果になったり。笑 取り越し苦労はなるべくしたくないものです。




・・・で、タイトルでも書いたのですが、やっぱり
「言われなきゃわかんないよ!」っていうのも、言わないとわかんないよなって。

テキストで全てを伝えるのはきっと不可能だし、会話でも100%伝えることは充分な時間と説明力がない限り無理なんじゃないかな。今は敢えてそれを言葉にしない、したくない、なんてときもきっとあるだろうし。

だからこそ、伝わらないことは素直に「それ、伝わってないよーー!!!」って言っていいと思うのです。むしろ言うべきだと思うのです。伝わっていないことを伝える。ちょっと勇気がいりますが、意外とやってみると大したことなかったり。

もっと言うと、"わかったふりはやめよう"ではなくて、"その言動の意味はわかった上で、その言動の裏にある相手の想いを知りたい"。そんな感じです。(やばい、この文章自体伝わらなくね?っていう矛盾が発生してるけど、無視して突っ走ります)

そしたら意外と相手も「あ、この言い方だと伝わらなかったのか、こういう風に伝わっちゃうのか、そんなつもりなかったのに」みたいな気づきができると思うの。それがわざとではない限り、ね。(わざとそういう風に思わせる小技ができる人を"あざとい"というのかしら)


人間って何考えてんのかわからないから難しいよね、だから面白いんだけどね
私も何考えてんのか自分でもよくわからないしね!!!笑
結果、「ごめん、特に深い意味はなかった笑」なんて答えが大半だったり。それでも深読みするのが人間。胸が苦しくなるのが青春。


だからこそ、こんな時代だからこそ、私は言葉を大切にしていきたいなと思うのです。そんな四連休の最終日でした。

無理矢理オチつけた感、満載。万歳。


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