会社員×コロナ←政府にして欲しいこと

私が勤務する会社@東京では、「緊急事態宣言が出ている間は原則リモート。ただし、出社したい人はしてもいい」という体制が昨年から取られている。宣言が解除されるとその逆になる。経営層が結構出社しているため、出社する人がかなり多いが、私は昨年11月頃から頑なにリモートを続けさせて貰っている。どうしてもそうできない仕事の人も多い中で、それだけでも有難い話だ。

ただそんな中で今日、9月8日あたりのどこかで1日出社して貰えないかと、上司に相談された。理由は、オフィスでしかできない仕事があるため。500程の印刷物の郵送作業をしなければならず、チームで分担したいため、できれば出勤して欲しいとのことだった。

他のチームメイトは普段からよく出社しているとはいえ、私だけがコロナ対策を理由にそれを拒むことに、申し訳なさを感じた。しかしあくまで「お願いできないか?」という形でコミュニケーションしてくださったので、私は正直に答えた。

日付とコロナの状況次第かなという所で。。。(以前からお伝えしている通り)9月半ばと後半に目の手術を予定していて、直前の検査でコロナ陽性だと手術できないので、ここまできてできないというのは避けたい。今感染したら入院できないし、デルタ株だから凄く酷くなるかもしれない。私はワクチンも手術後にするよう医者に言われてるのでまだ打てていない。正直、出社するのはすごく嫌だ。日付とコロナの状況が問題なければ、勿論行くが。。。

上司は、「そうだよね。まーそういう話があるってことだけ、頭に入れといて」といって、その話は終わった。

それから数時間経ったのが今だ。

こういうことが今そこらじゅうで起こっているんだろうなと思う。

私は、自分は出社すべきでないと思う。自分の健康のためにも、やっと決意できた手術を受けるためにも、感染拡大に貢献しないためにも。郵送手続の業務は、本当に私の手が必要なら、私分を一括で自宅に配送して貰えれば、自宅でなら勿論対応するつもりだ。しかし、会社はそういうことはしないだろう。配送料も手間もかかるし、私とこういう面倒なやりとりを何度もしてきたから、「じゃあ出社組でやろう」ということになるだろう。私は、自分が悪いとも思わないけど、チームメイトを責めることもできない。

上司を責めることもできない。もっと上からの要請で、私のことも理解した上で、言わなきゃいけないから言ってくれただけだ。

経営者は、少し責めることができる。本気でリモートを推進するつもりがあるのなら、まず自分たちがリモートしてくれ、もっと出社していい人を制限してくれ、7割リモートを目指してくれ、雰囲気を作ってくれと思う。でも、この人達だって、多分、数字を上げることが正義の資本主義の中で経営者を務めているからには、株主、顧客、取引先など様々な目を無視できないわけで、「x円損する代わりに感染リスクをy%下げる」みたいな判断がしずらい状況なんだろう。利益追求と感染抑止のバランスを調整するにあたって、利益追求に偏らざるを得ない状況なんだろう。株主、顧客、取引先の方々も、それぞれ同じような状況だろう。この人たちも、やっぱりあんまり責めることができない。

利益追求に反する御旗を掲げられるのはやっぱり政府だけだと思う。

「一般病床を減らしてコロナ対応に力を貸してください!クレーム、責任は全て国が請負います!」と示してくれれば、コロナ対応の医療資源もう少し集められるだろう、みたいな話と同じで、

「あなたの会社はテレワーク7割の対象企業です。クレーム、責任は全て国が請負いますから、確実に達成してください。その代わり、達成してなかったら社名晒します。貴社の状況は随時調査させて頂きます」と示してくれれば、経営者も7割テレワークをKPIに加え、本気で達成を目指し、当然のように達成するだろうと思う。あの人たち、めちゃめちゃ優秀だから。

やっぱり、こういう時は政府だと思う。政府にも色んな目があって動きづらいんだろうとは思うけど、さすがにここまできたらもっと大胆な動きができるんじゃないか? 本当に色んな目があるんだろうから、遅すぎるとか言わないです。今からでも、今からでも、感染抑止にピンを留めて、もっとリーダーシップを発揮して欲しいです。

選挙活動に奔走するのではなく、選挙戦ギリギリまでそっちの姿勢・動きを見せてくれた人に、僕は投票すると思います。

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