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デザイナーが転職含め3年遠方&フルリモートで働いてみて
本記事はストックマーク 2022年 Advent Calendar 14日目の記事です。
本日はプロダクトデザイナーの@shio312が担当します。
はじめに
自分について
2010年より、今まで主にWEBやアプリの体験・UIの設計、装飾に携わっています。
2020年より前職に在籍中フルリモートへ移行。本社のある東京から地元の大阪へ引越しをしました。
コミュニケーションが大事なプロダクトデザイナーが遠方フルリモートで仕事できるのか?
自分でも挑戦でしたので、3年経った自分を振り返ってみます。
フルリモート遍歴
前職
2020年に入り、在籍3年目半ばよりフルリモート勤務へ移行
フルリモート移行とほぼ同時に東京から地元大阪へ移住
もともと今後や家族のことも考え帰阪を考えていて、ありがたいことに前職のメンバーがサポートしてくださいました。
Covid-19流行最盛期だったので、時勢を見つつ月1回程度上京・出社。
現職
2022年より、本社が東京の現職にて入社時から遠方フルリモート勤務
2021年終わりに転職活動をし、年明けに現職へ。
まだ前職の割合程ではないものの、本社東京から遠方で業務をしている方は数名在籍されています。
月1回程度、入社された方との顔合わせや、業務上必要になった時に上京。
フルリモートで気をつけていること
1)オンオフスイッチ💡
在宅勤務のデメリットとして上位に挙げられる「仕事とプライベートの区別ができない」・「長時間労働になっている」を予防するため、
勤務前は、顔を洗う or 軽くシャワーをする
退勤したら、緊急の場合以外デスクに座らない(PCを開かない)・チャットを見ない
を徹底しています。
(参考)
2)「ちょっとだけ時間いいですか?」🤗
チームやリーダーとのコミュニケーションが希薄にならないよう、チャットのようなテキスト以外の連携を意識しています。
そうすることで相手との適切な距離やリズム感を知り、テキスト相談も気負いすることが減りました。
3)times(分報)を投下しまくる📝
チャットツール(現在はSlack)に、
朝今日自分が行う業務・お昼など1h以上離席する時・退勤時
など、自分がその日負荷がかからない程度の行動を、できるだけ投下しています。
メンバーや自分がどんな業務をしていたか確認・振り返ることができ、タスク漏れ防止・業務内容や過程の改善に活かしています。
フルリモート、転職時に気をつけたこと
1)オンラインコミュニケーションが活発かどうか
面談時では完全に把握はできませんが、「メンバーのオフィス出社率」「面談方法(オンラインかオフラインか)」で予測が可能です。
現職では始まったばかりですが、バーチャルオフィス「oVice」も導入しています。
2)会社が遠方ジョインに前向きか
2022年に入り、大手もリモートワークを廃止する企業が増えてきました。
転職先が、入社時は「フルリモート可能」と謳っていても、あとから原則出社や出社推奨方針に切り替わった場合「リアル」と「オンライン」コミュニケーション方法の様々な違いから、自身のメンタルやキャリアにも影響します。
(参考)
3)キャリアがフルリモートでも開けているかどうか
遠方フルリモートメンバーは急な出社が難しいことから、企業によってはキャリアを制限する可能性があると考え、面談時「先に遠方からジョインしたメンバーの役割」や募集要項の人材育成に関する内容をよく確認しました。
(参考)
遠方フルリモートを経験して良かったと感じていること
口頭相談に頼っていたが、テキストコミュニケーションが上達した
ニュアンスや相手に汲み取ってもらう…ができないテキストコミュニケーション。
人によっては得手・不得手があるかと思います。(自分も苦手な方で….)
手書きで図示化したりして、「わかりやすく」「簡潔に」伝える練習になっています。
ライフイベントに対応できる働き方を、実際にイベントが起きる前に経験した
結婚・出産・介護や病気など、大きなライフイベントが起きる前に「リモートワークだと何が良いか・課題になるか」を実際に経験できたことは、大きな自信になりました。
(参考)
まだ課題と感じていること
「この問題、明日オフィスで話そうぜ」の難易度が高い
オフラインインタビューに参加できないことがある
どちらも遠方にいるデメリットです。
会社の文化がより人材流出・多様性に対応するためには、「遠いけどオフィスにいるメンバーと同じ温度感ですぐ話せる」状態を、遠方フルリモートメンバーが率先して提案していくことが大事かと考えています。
3年、働いた結果
転職し、正社員としてデザイナーを続けています。
遠方&フルリモートは、「向き・不向き」ではなく、「キャリアと心理的安全性をいかに確保できるかどうか」で大きく変わるかと思っています。
これから転職など、ライフイベントを迎える方にとって、少しでも参考になれば幸いです。