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僕の人生の武器のひとつは誰よりも激しい『もの忘れ』

人間、すべてのことを覚えていたら、
とても、生きていけない。
そう思いませんか?

僕たちは幼い頃からずっと、
覚える事の大切さを
教えてもらってきました。
一度、覚えた事を忘れない人、
多くの事を暗記している人、
そんな記憶力のある人は
賞賛される事が多い。
そんな人は仕事なども
器用にこなす傾向がある。

逆に「忘れっぽい」と
日常生活でも困る事が
多かったりする。

ただ、スマホ一つで簡単に
情報収集が出来て、
いつでも、必要な時に情報を
引っ張り出す事が出来る今、
以前ほど、覚えておく必要性が
なくなってきたように思います。

マイナス要素にされがちな
『忘れっぽい』ですが、
ストレスが多い現代社会では
むしろ、『強み』に
なるんじゃないかと思います。

覚える能力も必要だけど、
忘れる能力も必要。

嫌な思い出や経験が
長く残ってしまう原因は、
何度も何度も思い出して、
頭の中で『反復』してしまうから。

学習やトレーニングなどで
覚えるために必要なのは、
何度も何度も繰り返し繰り返し、
反復すること。
そうすると、やがて、
長期的記憶になって、
ずっと忘れずにいられる。

嫌な思い出も
同じような原理です。
そうなると、記憶が
自分を苦しめてしまうことになる。

だからこそ、
後悔や反省はほどほどにです。

『忘れる能力』を
高めるためには
『覚える能力』の逆のことを
する必要がある。

『頭の中で繰り返さない
思い出さない』

その能力は
覚えることと同じように
すぐに身につくものではなくて、
普段から意識して磨いていく事で、
少しづつ、ゆっくりと
身についていくもの。

記憶力の高さは
大きなメリットがある反面、
大きなストレスの原因を
生み出すこともある。
記憶に足を引っ張られて、
動けなくなってしまう事もある。

嫌なことを頭の中で
『繰り返さない』
『思い出さない』
それはぜひとも
持っておきたい
スキルのひとつです。

別の言い方をすると、
『嫌な出来事を嫌な気持ち
に結びつけない能力』

嫌なことはどうやったって、
必ず自分の身に降りかかるもの。

忘れらないショッキングな出来事は
どうしても記憶に残ってしまいがち。
それはある意味、仕方のないこと。
人間ですからね。
でも、ちょっとした
嫌なことが起こるたびに、
嫌な気分になっていたら、
人生、ものすごくもったいない。

嫌なことを思い出さないように
するための方法のひとつは、
趣味や夢中になれるものを持ったり、
映画や好きな動画を観たり、
ゲームをしたりして、
別のことで『気をそらすこと』
それと体を動かすこと、
心と体は連動しているので、
体を動かすと心も動く。
人はスキップしながら
落ち込むことは絶対に出来ない。

それが習慣化すると
繰り返し繰り返し思い出して、
長期的な記憶になるのを
未然に防ぐことが
出来るようになる。

僕がいつも意識しているのは
『上書き保存』です。

起こった嫌なことから
自分は何を学ぶ事が出来たのか、
何が僕を成長させてくれて、
次に活かせるものは何なのかを
考えるようにしています。

嫌な事が起こるたびに
最後はプラスの要素で
その都度、上書き保存してしまう。

そうすることで
思い出すたびに
嫌な気分になることを
極力、減らすことが
出来るようになる。
むしろ、成長を感じたり、
充実感を味わう時間に
なることだってある。

生きている間、
どうすれば、長い時間、
ご機嫌でいられるか。
僕の中ではそれが
本当の勝負なんです。
毎日、それを実現する
方法の事ばかりを考えています。

だからこそ、
『積極的もの忘れ』
を意識しています。

もの忘れが出来ないって、
悲惨な人生です。

記憶力の高さは
武器になることもあれば、
人生の仇となることもある。

人生、記憶力のなさ、
頭の悪さも時には
武器になるものです。

『過去に何か
 嫌な事ありました?』

そう聞かれても
なかなか思い出せない。

もちろん、
ないわけじゃないんです。
ものすごく、たくさん
あったはずです。
たぶん、人一倍あると思います。

ただ、思い出せないだけです。

僕の人生の武器のひとつは
誰よりも激しい
『もの忘れ』だったりします。

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