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日本人の「判断ミス」の原因は「サンクコスト」が9割


サンクコスト
という言葉を

ご存じだろうか?

『Thank Cost(ありがとうコスト)』

ではない。

『Sunk Cost(沈むコスト)』だ。


【回収が不可能なコスト】



Sunkとは『沈む』という意味で、

沈んでしまって取り返すことのできない

コストの事、つまり、

既に支払ってしまって、
回収が不可能であるコストの事を意味します。


【サンクコストが
  あなたの判断に影響を与える】


実生活の中で

「せっかく◯◯したのに」と、

サンクコストが心理的に影響を

及ぼして、誤った判断をしてしまう事が

多々ある。

それは、サンクコストを

無視することが出来ないという事から

起こりがちだ。

せっかく、医療系の専門学校に

いったんだからと、

過去にかけた経費や

時間を「もったいない」という

理由で

本当は他の仕事がしたいと

思っていたり、他に良い話がきているにも

関わらずそこを受け入れる事が出来ない。

客観的にみると、

そっちの方がはるかに

「もったいない」


本来、自分が一番、「幸せ」である事が

判断基準なはず。

冷静になって考えてみれば、

当たり前の話だが、

実際は「サンクコスト」が
 判断に多大な影響を与えてしまう。

投資の世界でも良くある話。

これだけ、投資したんだから、

取り戻すために

さらに投資する。

そして、さらに大きな失敗をする。

間違った判断をしているのに、

「さらに間違った方向に向かってしまう」

サンクコストの仕業だ。


自分が一番幸せになれる
     選択肢を選ぶべきだ



過去に使ってしまって

回収できないお金は既に

サンクコストだ。

サンクコストは別名、

「埋没コスト」とも呼ばれる。

文字通り、埋没している。


サンクコストは過去に

起こってしまった費用や時間

なのだから、

本来、どれだけのサンクコストが

あったとしても、

これからの判断や行動には

何の関係もないはず。

最初に投資したお金と
損をしたあとに投資するお金は
分けて考えるべきだ。
もったいないからと投資するのは
すでに判断する理由が間違っている。

過去の事はどうやったって、

とりかえすことはできない。

頑張っても払ったお金や

時間はかえってこない。

そのことは忘れて、

その時点で自分が一番幸せになれる
選択肢を選ぶべきだ。

ようは、過去のサンクコストと
これからの判断は
切り離して考える事が適切な
判断に繋がる可能性が高いという事。

でも、どうしても

サンクコストの事が頭をよぎる。

それは日本人が持っている

「もったいない」という精神から

きているのかもしれない。

捨てるのがもったいないから

リサイクルしよう。という場合の

「もったいない」とは

意味が違う。

時系列も違う。サンクコストは過去。

リサイクルはどちらかと言えば、

未来の話。

せっかくチケットを

買ったからと

あまり乗り気でない

コンサートに行けば、

支払ったコストに加えて、

「苦痛な時間」と二重の

損をしてしまう。

実際、支払ったサンクコストと

切り離して、今を判断するのが

難しい場面もあるかもしれないが、

そこは、良い経験をさせて

頂いたと感謝しよう。

その時は

「Thank Cost(ありがとうコスト)」

と考えるべきかもしれない。

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