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好奇心さえあれば、十分、楽しく生けていける

もし、相手の話を
つまらないと感じるなら、
それは、自分の好奇心が足りないから。
そういう感覚でいます。

誰かの話や目に見えるもの、
日々の活動や経験することや
自分の中に入ってくる情報など、
そこに何も感じない、
好奇心がわかない、
つまらないと感じたりすると、
自分の好奇心の減退、
固定概念による
自分の脳みその柔軟性のなさ、
情報感度の低さなどを疑います。

それを放置しておくと、
確実につまらない人生へと
直結してしていくのを
分かっているので、
僕の中ではかなり、
深刻なことの一つなんです。

人生がつまらなくなる人と、
おもしろい人生を
歩みつつける人との違いは
大人と子どもの世界の見方、
感じ方があるそうです。

子どもは経験が浅く、
いろんな事に慣れていないので、
固定概念を持たずに、
『無』の状態でいろんなことを
見ることが出来る。

ところが、大人になると、
これまでの経験や慣れから
『見たことがある』
『経験したことがある』
と脳が勝手に予想したり、
整理してしまう。

それがマンネリ化となって、
日常の中で起こることに
興味、関心を持つことが
どんどん、なくなっていって、
ちょっとした事には
何の面白味も感じなくなってしまう。

僕の中ではそれが
老化現象の正体です。
その人の老化具合の
バロメーターです。

『何か面白いことないかなぁ』

そんな事を言っている人と
出会うたびに、本当、驚きます。

世の中、面白いことだらけです。

次から次へと
面白いことが目の前に
あらわれてきて、
とても、追いつかない。

毎日を楽しく過ごすために
磨いておいた方が良いと
感じているのは
『観察力』です。


観察力が高まってくると、
それまで見えていなかったものが
目の前にどんどん浮き出てきます。

今まで何も感じなかったことに
ものすごく感動したり、関心したり、
いろんなことを発見できるように
なったりする。

同じ時間を過ごしていても、
観察力のある人の時間は
それがない人の時間と比べると
その人が感じるその時間の
価値が大きく変わる。


同じ時間を過ごしていても、
同じモノを見ていても、
同じような経験をしていても、

『つまらない』と感じる人と
心の底から楽しめる人がいる。

僕の中で好奇心旺盛で
いつも、楽しそうな人の
特徴や共通点のひとつは
年齢を重ねても大人に
ならなかった人だったりします。

いろんな分野で活躍している人
たちを見ていると、
いつも、こう思います。

『子どもと何も変わらないな』

先日、娘の授業参観で、
小学校を訪れた時に、
建物のつくりや教室の配置や
張り紙や先生の言葉など、
学校内のいろんなことに
感動したり、写真を
撮りまくっていたら、娘に一言、

『パパ、好奇心旺盛だね』

って言われました笑

僕の好奇心は衰退するどころか
年齢を重ねるごとに
上昇していく一方です。
それと比例して、
毎日が楽しくなっていく。

世の中、本当、
面白いことだらけです。

僕が生きていくうえで、
一番、恐れているのは
好奇心を失ってしまうこと。

面白いことを面白いと
感じられなくなってしまうこと。

僕が怖いのはただ一つ。
楽しいことだらけの
世の中を退屈だと
感じてしまうマインドに
なってしまうことなんです。

好奇心の高め方、
観察力の磨き方は意外と簡単です。
僕はクライアントの方に
お話する時や研修をする際に
好奇心を高めることを
何よりも最優先にしています。
まず、そこからです。
いきなり、知識やノウハウを
伝えることなんて絶対にやりません。
そんなことしても、
あまり、意味がないと
これまでの経験から
分かっているからです。

好奇心さえあれば、
他の能力なんて、
勝手に高まっていくものです。


人生で本当に磨くべきなのは
好奇心なんだと思います。


好奇心さえあれば、
十分、楽しく生きていけます。
他に必要なものなんて、
ほとんど何もない。


世の中、本当、
面白いことだらけです。

『もっと大人になれ』ではなくて、
『もっと子どもになれ』が
正解なんだと思います。

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新里哲也|沖縄プロデューサー
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