ケンカは同レベルの間でしか起こらない
『アホとケンカしちゃだめだよ
ケンカは同レベルの間で
しか起こらないからね』
昨日、小学校3年生の娘に
そう言われました。
確かにそうだなと思いました。
『いつも何かを成し遂げる人は
余計な敵をつくらない』
僕のまわりにいる
次々にすごい実績を
上げる人たちを見ていると
本当、うなずけます。
そんな人は人間としての
魅力を兼ね備えていて、
会う人会う人を次々と
味方に変えていってしまう。
まるで、桃太郎のような人たちです。
無駄に他人を攻撃するのは
自分が強いと錯覚した
人間の特徴的な行動です。
特に錯覚を起こしやすいのが、
お金や地位や名誉や肩書き。
権力を手に入れた瞬間に
その人の本性がまる裸になる。
自分の稼ぎで生活しているからと
『誰のおかげで飯が食えているんだ!』
と言ってしまうような人です。
どんなに大金を稼いでいたとしても、
家を守ってくれている
主婦の方と立場は同等なはずです。
みんな自分の役割を
全うしているだけの話です。
『ピッチャーとキャッチャー、
どっちの方が偉い?』
と聞いているようなものです。
どちらも必要だから、
そこに存在してるはずです。
各ポジションの人がいないと
試合が成り立たない。
それは、監督、コーチ、
マネージャー、控え選手、
観客やスタッフの
方々も含めて同じです。
敵をつくらない人の特徴は
自分が言いたい事を
考えながら相手の話を
聞くのではなくて、
相手が言いたい事を
考えながら話を
聞いているということ。
それは話し手へのリスペクトが
あるからこそ出来る事
なんだと思います。
未開の地で部族に遭遇した時は、
とにかく、部族の言葉で
『こんにちは』とあいさつする事が
大切なんだそうです。
そうしないと敵とみなされて
すぐに攻撃されてしまう。
それは一般社会でも同じですよね。
ちゃんと挨拶しない人は
せっせと日々、自分の敵を
大量生産しているようなもの。
余計な敵をつくらない人の
もう一つの特徴は
『逃げ足が速い』
そう思いませんか?
銃撃戦が起こったら、
すぐにその場から離れないと
流れ弾が自分に当たってしまう
可能性がある。
虫を使った実験で分かった事は
臆病で戦いを避ける者が、
戦闘的な者よりも
生き残る確率が高いということ。
無駄な戦いには参戦せずに、
いざ、戦わないと
いけなくなった時のために
体力を温存しておいた方がいい。
自分が何かを
成し遂げようと思ったら、
余計な戦いにはなるべく、
参戦しない方が
いいんじゃないですかね。
かりに、無駄な戦いに
勝ったとしても、
自分がそれによって、
疲弊してしまっていたら、
それは負けと
同じのような気がします。
もし、そこから得られるモノが
『すっきりした気分』
だけだったなら、
それはあまりに
費用対効果が悪すぎです。