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自分にとって何が成功なのかは自分に聞くしか方法はない

『恋愛結婚』と『お見合い結婚』
結婚生活の満足度はどちらが
高いと思いますか?

ある調査によると、
結婚1年以内の満足度は
恋愛結婚の方が高いそうなんですが、
長期的にみると、ある時点で逆転して、
お見合い結婚の方が
満足度が高くなるそうです。

上手くいくのが前提で
結婚した恋愛結婚は、
お互いの努力が徐々に
なくなっていくことが原因で
結婚に対する満足度が
下がっていくのではないかと
言われています。

逆にお見合い結婚の場合は、
『上手くいくかどうか分からない』
という前提からのスタート。

お互いがお互いのことを
理解しようとして、
歩み寄る努力をするので、
満足度が徐々に高まっていくと
考えられているようです。

『愛情は最初から存在しているもの』
という感覚の恋愛結婚と
『愛情は育てていくもの』
ということから始まるお見合い結婚。

結婚をゴールと考えるのか、
スタートと考えるのかの
違いなんでしょうね。

以前、ある大学で講演させて
頂いた時に、学生から
こんな質問をもらいました。

『やりたい事が見つからないんです
どうやったら見つかりますか?』

びっくりしましたね。
やりたい事は見つけるものだと
思っているみたいです。

僕の感覚で言うと、やりたい事は
『育てていくもの』

やってもいないのに、
それがやりたい事なのか
どうかなんて、分かるはずがない。

興味がないと思っていたことも
実際、やってみると、
ものすごく面白いと
感じることは案外、多い。

仕事も3年くらいやってみると、
だんだん、面白さが
少しづつにじみ出てくるものです。
『見つける』という感覚でいると、
一生、見つからないと思います。

足りないのは、やりたいことを
『見つける能力』じゃなくて、
『好奇心』の方なんだと思います。

発信についても同じようなことが
言えると思います。

うまくいく発信を
継続出来ている人は
『アウトプット』は
スタートだと思ってる。

だからすぐに結果が出なくても
焦らないしすぐに
最初から上手くいかないのは
むしろ当たり前だと思っている。

『アウトプット』が
ゴールだと思ってる人は
考えに考えてから発信するので、
上手くいかなかったり、
即座に自分が期待している
成果や結果が出ないと
すぐに落ち込んでしまう。

『見つけるものではなくて、
育てていくもの』

『最初から上手く
いかないのは当たり前』

それはスタートとゴールを
どこに設定するかの違い
なんだと思います。

何かを継続しようと思った時は
スタートラインが
二つあると思っています。

一つ目は何かを始めた時。

二つ目は
『続けていても意味ないな』
『めんどくさいな』
『なんの成果も結果も出ないな』
『やめてしまおうかな』
そう思い始めた頃です。

本当のスタートは
二つ目のスタートライン
の方なんだと思います。

二つ目のスタートラインを
乗り越えられるかどうかが
本当の勝負なんだと思っています。

その二つ目のスタートラインは
何を始めようが必ずやってきます。
しかも、何度も何度もやってくる。

でも、二つ目のスタートラインは
必ずやってくる事を知っていれば、
毎回、待ち構えるようになり、
案外、サラッと
乗り越えていけるものです。

マラソンや陸上競技と違って、
日常生活に起こることは、
スタートラインやゴールラインを
どこに設定するのかを
自分で決めることが出来る。

どこに設定しようがその人の自由です。

以前の僕は誰かや何かとの
『差』がなければ豊かさを
感じることが出来なく
なっていることに気づきました。

そこにゴールは
永遠に存在しない。

誰かや何かとの『差』や
何かを手にした事によって得た満足は
手に入れた次の瞬間に
不満と惨めさの源泉となることが多い。

スタートラインと
ゴールラインをどこに
設定するのかが、
その人の気持ちや行動に
大きな影響を
与えているように思います。

ちなみに、僕は
ブログを書き始めた時、
3年くらい書き続けてからが
本当のスタートだと思っていました。

現在、51歳の僕の
人生の本当のスタートは
60歳からだと思っています。
まだまだ、スタートラインに
立ててさえもいない。

自分が決めたコースを
淡々と進み続けて、
自分がそれで楽しかったら、
それでいいんじゃないですかね。

勝ち組、負け組という言葉があります。
でも、そんなのまったく
気にもせずに心から
日々、人生を楽しんで
生きている人こそが
本当の勝ち組なんだと思います。
自分が成功者かどうかは、
自分で決めていいと思います。
自分で決めるべきだと思います。

自分にとって、何が成功なのかは
自分にしか分からないからです。
自分に聞くしか方法はない。
それをまわりの人間が
どう思っているかは
まったく関係のない話です。

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