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空気を壊しているのは誰?

日本人って「空気」に敏感で、よく

「空気を読む」

「空気が悪い」

「空気を和らげる」

など、空気にまつわる言葉もたくさんありますよね。

で、この空気って、人間関係はもちろん、ビジネスやひいては政治・経済にまで影響するもの。

この間の参議院選挙でN国が躍進したのも、

「NHKって悪者だ!」

「受信料を義務づけるなんてけしからん!」

という「空気」が日本全国に伝播したことが理由でしょう。

(空気を伝播させたのは党首の立花さんのマーケティング手法が狙い通りにハマったことが要因ですが、それはまた別の機会に書きますね!)

経済も空気でできている

経済も好景気か不景気化なんて、人が主観や感情で決めているもの。

たとえば、月給20万円の人がいるとして、周りが羽振り良さそうで自分より年上の人が自分より給料をもらっているのが当たり前という空気(好景気)なら、どんどんお金も使って、お金を使うから、経済は回り、より好景気は加速していきます。

でも、その反対に、同じ月給20万円もらっている人が周りを見たとき、みんなお金を使うことを自粛して、年上の人が自分と同じかそれ以下の給料しかもらっていないなら(不景気)、お金を極力使わないから、経済は滞り、どんどん景気が悪くなっていきます。

つまり、今持っているお金がどうとかより、周りの「空気」を見てお金を使うか使わないかを決めていて、それが社会全体の景気につながっていくのです。

そして、法律で罰せられるわけじゃないけど、日本において最もやってはいけないこと=大罪って「空気を壊すこと」。

なぜ、空気を壊すことがいけないのか?


日本人は空気で景気の良し悪しを決めてしまうくらい空気に敏感な生き物です。

そのため、人間関係も仕事の良し悪しもその場の空気で決まってしまうのです。

仕事でいうと、たとえば何か新しいプロジェクトを始めるとして、始める前に何か良いことがあると、

「なんだかいけそうな気がする!」

と良い空気が流れ、その空気に乗って良い結果が出て、その良い結果に対して、またポジティブな空気ができるので、どんどん空気は良くなり、関わる人のやることなすことがプラスの結果ばかりが出るようになります。

逆に、出だしで少しでもつまづこうものなら、

「やっぱり、新しいことなんて始めるんじゃなかった!」

と不穏な空気が流れ出し、そんな空気のままだから、ピンチをチャンスに変えることができるようなアイデアも出ず、やることなすこと裏目に出て、どんどん空気が悪くなり、良い結果を得ることができません。

どんな人が空気を壊すのか?

そのため、組織で何かに取り組むときは、その組織に漂っている空気に敏感になることが大事になるのです。

そして、せっかく漂っている良い空気を壊してしまう人というのが存在します。

そんな空気を壊してしまう人の特徴とは、「自分中心であること」。

自分のことばかり考えているから、周りの空気よりも自分に気を集めるような発言や行動しかしません。

そして、そういう人の言動や発言から良い空気は壊れ、悪い空気になってしまうのです。

また、空気を壊している本人は自覚なく壊しているので、周りの人が注意してあげないとその組織の空気は良くはなりません。

そして、空気を壊すような自分中心の生き方をしていたと気づいたなら、それを改めて正していくことで空気を作る人間になっていけるのです。

空気を壊す人には良い面も

ただ、そうやって空気を壊す人にも良い側面があります。

それは、悪い空気が漂っている時に、その空気をぶっ壊して、良い空気の循環へ持っていけること。

空気を読まずに

「それ今、言う?」

みたいなことを言えるような人。

そんな人は、良い空気を壊すこともありますが、悪い空気を取り払うこともできるのです。

そんな突破力のある人が空気を読むことを身につけて、良い空気はもっと良い空気になるように、悪い空気はぶっ壊して良い空気にできることができれば、どこに行っても活躍できるでしょう。

ぜひ、空気を読んで、良い空気を作れる空気の達人になっていきましょう!

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