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ギフトエコノミーの実践(組織編)はじまりました

 昨日、2020年10月20日より、ギフトエコノミーの実践(組織編)がスタートしました。

 ”ギフトエコノミーは、漢字で表すと贈与経済。単に「プレゼントの贈呈を促進し、売上や経済を伸ばす」という意味ではない。これは、「モノとモノを交換」あるいは「モノと貨幣を交換」する資本主義の経済からはずれ、見返りを求めずとにかく与えることを優先する経済のことを指す。
 人間の社会が発達するにつれて、今までさまざまな生活のシステムが営まれてきた。自給自足から物々交換へと発達し、人々はより多くの種類のモノを利用できるようになった。そしてモノの流れをさらにスムーズにするために、貨幣が発明され、資本主義へとつながっていく。”

「誰もが授かった個性や才能を生かしながら、いつも、共に幸せに生きる」

 この日常を実現するためには、個を超えたウェルビーイングな組織や社会やコミュニティが欠かせません。そして、それを具現化する根源は、ヒトの在り方( Being)であり、ヒトとヒトの間に流れる生命の相互浸透(Becomig)ではないでしょうか。これは、この10年ほど探究しつづけている「人間らしく生きるとは?」という問いに対する今のひとつの答えです。

 「十年あまり探究を支えつづけてくれているこのご縁に、何を還元し、どのように循環することができるのだろうか?」、「ぼく自身が授かっている生命や個性やご縁の流れをとおして、この非日常を日常化するために一体何ができるのだろうか?」
 その問いのひとつの表現として、『「意識をひらいていく」プロセスとメカニズムとそれを生成するメタシステム』をコーチングや成人発達理論やインテグラル理論などを援用して結晶化させている「識育コーチング®︎」の一部をギフトエコノミーとして贈与することにいたしました。

 一般の個人さまには「意識をひらくセルフコーチング」を、ウェルビーイングな社会の実現に貢献されてらっしゃる組織やコミュニティや企業さまには「成人発達理論を社内の組織づくりや顧客向けサービスに実践するお手伝い」をギフトしてまいります。


〜人間の一生〜
『人間の一生は不断の努力であり、永劫に聞かれぬ祈りであり、無限に到り得ない完全性の追求であるといえるのです。』"鈴木大拙一日一言"(致知出版社)

先日手にしたばかりの鈴木大拙の言葉に勇氣をいただきながら、今期20周年イヤーを迎える弊社は、よちよちと歩みはじめました。

 この活動がはじまるまでに、どれだけのご縁が重なったのでしょうか。はるさん、しろうさん&ゆうこさん、おりちゃん、しゅんさん、おっちー、かよこさん、ようへいさん、Joseph。ここ10年間のヒトのご縁だけでも数知れず、ヒト以外の存在を数えたらもう天文学的なご縁。なんとも有り難い限りです。

実践の具体的な概要は、こんなイメージです。

・会社名:株式会社ジャパンEAPシステムズさま
一般の方には、「ココロとカラダをととのえる」フフ山梨を運営してらっしゃる会社さんといった方がわかりやすいかもしれませんね。
・活動概要:成人発達理論(主にロバート・キーガン、オットー・ラスキー、カート・フィッシャーの理論を援用、一部ケン・ウィルバーのインテグラル理論も援用)を日々の相談活動や自社と契約企業先のウェルビーイングな『職場の環境づくり』において実践するための有志勉強会
・活動名称:「うつわの会」
・活動期間:2020年10月20-12月22日 全6回(各2時間程度)
・実施方法:リアル(対面式集合)とオンラインの混合型
・参加規模:役員、スーパーバイザー、全国拠点室長を中心としたリーダー役15名
・契約形態:ギフトエコノミー(無償)
※ 許可を得て公開しています。

 実際にはじめてみると、なんともいえない幸福感が、全身の細胞を満たすのでした。もっと早くはじめれば良かったと思いながらも、もっと早くには出来なかった実感もあり、これもまたご縁なのだなぁと心底思うのでした。

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