【UXデザイン】という言葉はなくなるかもしれない
こんにちは、シンヤです!
今回は「UXデザインという言葉はなくなるかもしれない」というタイトルで、お話ししたいと思います。
今はネットに生きる人なら誰でも「UX」を考える
結論から言うと、「UXは今はネットで生きる人なら誰でも考えるから、UXデザインという言葉は将来なくなるかも」と僕は予想を立てています。
誤解されないように付け加えますと、「UX」は今後もなくならないと思います。
今は「UX○○」と名乗る人達がたくさんいる
- UXデザイナー
- UXエンジニア
- UXライター
などなど、今は「UX」を頭に入れて、肩書を名乗る人達がたくさんいます。
将来的には「UXマーケター」の肩書も出てくると思います。
これはつまり、僕は「UXは将来誰でも考えていく未来」になると思っています。
ネットに生きる人達が、こぞって「UX」を名乗る。それはつまり、「UXの重大さが、広く知られるようになった」と、僕は考えています。
今はだれでも、「UX」が大事だと気付き始めている
先日、イケハヤさんのこのような動画を見ました。
自動車産業が衰退している理由を、解説されている動画です。
最後まで見ていただくと、「UX」の話が出てきます。僕はちょっとおどろきました。
今まで「UX」って、ネット界隈でもより「技術者」に近い人たちが「大事」だといっていた印象があったのですが、今はビジネスをやる人ならだれでも「UX」が大事だと、理解しているのだと感じました。
なんで「UX」が大事なの?
では、なんでみんなが「UX」が大事だと思っているのか。
それは、僕は「機械の性能で差をつけるのが、難しくなってきたから」なのだと思っています。
専門用語ですが、「ムーアの法則の終焉」と言われています。
今まで機械は、「性能を2倍4倍に上げていって、スペックで勝負をしていく」戦い方をしていました。
ですが、技術の進歩にかぎりが見え始めて、そのような戦いかたができなくなってきました。
「Wii」がリリースされたとき、そのような感じだったと思います。
PS3が「スペック」で勝負をしたのに対し、「Wii」はスペックを捨て「家族で遊べる」体験を提供する戦い方に、シフトしました。
結果どうなったか。「Wii」はPS3よりめちゃくちゃ売れましたね!
ハードではなく「体験」の戦い方にシフトしたWiiは、「安くて楽しい」ゲーム機という地位を確立しました。
iPhoneが売れたのも、「UX」のおかげ
iPhoneって、スペック的にいえばもっといいスマホはいっぱいあります。
ですが、未だに日本ではiPhoneが売れ続けています。それは、「UXがいいから」です。
それは、「スマホのUX」ではなく、「店舗での体験」「買う体験」「箱を開ける体験」までふくめます。
Appleの店舗って、中にいるだけでワクワクするし、箱を開けるのだって楽しいです!
じゃあ、だれでもUXを考えるはず
これだけ世間に「UX」という言葉が広く知れ渡って、売り上げを上げるとわかっていると、みんなが「UX」に注目すると思います。
それは、何もデザイナーだけではありません。
ネット業界に生きていく人たちが、みんな「UX」を意識し出しています。
ということは、デザイナーだけが「UX」を考える時代ではなくなっていると思います。
今はデザイナー以外でも、例えばエンジニアでも求人の要求に「UX」を入れていることが多い気がします。
UXは全てデータで表せるわけじゃないですが、CVRも左右する重要な要素なので、マーケターでも「文章の心地よさ」を考えています。
それも「UX」の一部ですよね。
みんなが「UXが大切」って思っているからこそ、これだけたくさん「UX○○」と名乗る人が多いのだろうと思います。
ということは、UXという言葉はなくなる
みんなが「UX」を意識しだすと、それは息をするように「当たり前に行う仕事」になると思います。
ネット業界に生きている人たちはみんな、当たり前のように「UX」を意識しだします。そうなると、もう「UX」という言葉すらなくなると思います。
人って呼吸しないと生きていけないけど、呼吸って当たり前に行うから「私は呼吸して生きています」という人はいないのと同じで、みんな呼吸するように、「UX」を考えだすと思います。
そうなると、「UXデザイン」という言葉もなくなると思います。
では、今「UXデザイン」をやっている人たちはどうなるのか?
これは僕の予想ですが、UXを組織に浸透させる「メンター」のような役割のお仕事を、していくような気がします。
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