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「リーダーの学び方」には2種類ある

この記事は【QUMZINEアドベントカレンダー2021】の第12日目(12月12日分)にエントリーしています!
お題テーマは、”2021年を振り返る”  とのこと。

「考える材料」をつくっている仲山(仲山考材代表/楽天大学学長)です。こんにちは!

おかげさまで、今年11月に新刊『「組織のネコ」という働き方』を出版することができました。ありがとうございます!

1年半かかってでき上がった本なので、2021年をふりかえると「組織のネコ」のことを考えている時間が多かったです。

働き方を「イヌ・ネコ・トラ・ライオン」に分類することで、「自分に合っていない働き方はしなくていいんだな」と考えるきっかけにしてもらえたら、という考材です。

「はじめに」をアップしてありますので、よければお目通しください。「組織の動物4タイプ」の概要がわかります。

おかげさまで、いろんなイベントや勉強会でも出番をいただいて、たくさんの方々と「組織のネコ」談義をさせてもらえています。

やってみて「面白いな〜」と思ったのが、下の「組織の動物4タイプ」の図を見ただけで、多くの人が、

「自分はイヌだ」
「私はネコかも」
「ウチの会社にいるあの人はトラっぽい」

などと話し始めること。こちらがまだ何も話していないのに(笑)。

「組織の動物4タイプ」

面白いので、イベントの冒頭に、

「まずこの図を見ただけの状態で、思ったこと、こういうことではないかという予想、ここはどうなんだろうというギモンなどをチャットに書いてみる(or おしゃべりしてみる)」

というウォーミングアップをやるようにしてみたら、とってもいい感じです(勝手に盛り上がっていただけます)。

そのあと、4タイプの理解が進むようなハナシをして、「どのタイプがいいとかじゃなくて、相互理解を進めていって多様性を活かしたチームビルディングができたらいいですよね」的な感じで終わることが多いのですが・・・

もう一つ、面白いことに気がつきました。

アンケートや質疑応答のときの内容で、その人がイヌかネコかがわかる【ある質問】を発見したのです!

つまり、「この質問をしてくる人はたぶんイヌ」という意味です。

それが・・・

「部下がイヌかネコかの見分け方を教えてください」

です。

どういうことかと言いますと、ネコっぽい人だとこうなるのです。

「会社のみんなでこの図を見ながらおしゃべりしてみます!」


この違いに気づいて思ったのは、

「リーダーの学び方」には2種類ある

ということ。

(1)自分が学んで人間力を上げる
(2)みんなで学んでみんなでよくなる

ピラミッド組織で部下をコントロールするリーダーなら、情報格差をつくる(1)のほうがやりやすくなります。(自分でイヌとネコを見分けられるようになる)

わちゃわちゃ組織でみんなで試行錯誤するリーダーなら、情報格差をなくす(2)のほうがやりやすくなります。(自分が何タイプだと思うかみんなで話し合う)

これもまた、どっちがいいという問題ではないのですが、ぼくはネコ派なので、「見分け方わからなくても、本人に聞けばよくないですか?」と答えてしまってモヤモヤさせてしまっているかもしれません(そうだったらゴメンナサイ)。

というわけで、会社のみんなで『「組織のネコ」という働き方』の読書会をやると楽しくチームビルディングが進められると思いますよ、というのが2021年のふりかえりでした!(←ふりかえりじゃなくて宣伝)

2022年はトラ年ですね。何が起こるのか楽しみです。

・・・なんて年末感を出してみましたが、ただいま現在、「アオアシ本」の執筆で、毎日『アオアシ』というマンガのことを考えています。

この3ヵ月ほどは、脳内シェアがこんな感じです。

・組織のネコ    「3割」
・チームビルディング「3割」
・アオアシ本    「8割」

#キャパオーバー


と言いつつ、「忍者イノベーション × 組織のネコ」のコラボイベントやります!

初の単著『たった1人からはじめるイノベーション入門』を出版した「しーさん」こと竹林一さんと、モデレーター・角勝さん作成の「新規事業によくある悲劇10選」をもとに3人でおしゃべりします。

気が向いたら遊びにいらしてください〜


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