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23歳で起業、3年目までの振り返りと若手のリーダーシップについて

新年明けましておめでとうございます!(出遅れ感w)
meyco代表の山本です。

年明けでいきなり緊急事態宣言と、バタバタされている人も多いのではないでしょうか?私も外出がまた一気になくなりnoteを書かさせていただいた次第です。今回はTwitterでアンケートを取った時に割と好評であった「起業して3年経った今思う事」について記載しようと思います。
また、それに付随して最近自分の中でもHOTな話題であった「若手のリーダーシップ」に関しての自論を過去の経験を踏まえて記載できればと思います。

3年目までの振り返り

meycoは2018年11月1日に出来ました。大学3年ほどからほぼ仕事1本ではあったものの、まだまだ社会人としてはペーぺーなただの勘違い野郎でした。

その頃は「成功させて海外進出し、世界を代表する会社を作るんだ!」と息巻き、色々な人にお時間をもらい様々な相談をさせて頂きました。その頃にお話させて頂き、今でもご協力して頂いている人も多数いらっしゃいます。この場をお借りして改めて感謝いたします。本当にありがとうございます。そして面白いことに2年ちょっと経った今も全くその夢、目標は変わっていません。表現方法、コピーライトこそ多少の変化はありますが自分としては1mmたりとも変わっておらず、何なら夢に対する解像度、現実性は格段にUPしたと思っています。

1. 僕の夢、目標

僕の夢はヒトの可能性を証明することです。これは今の創業会社のビジョンでもあります。
これを強く思ったきっかけとしては、自分の地元である神戸(の中でも田舎)に帰り、旧友と話している際に「仕事しゃーないからやってるねん〜」「やりたくないわーだるいわー」という会話が平気で起こっていました。その発言、会話に大きな嫌悪感を覚えたのは言うまでもありません。幸せなことにやりたい事を全てやらせてもらっていた自分としては「もったいない、もったいなすぎる!」と素直に思いました。
その時に同郷からでた自分が「こんな自分でも可能性を実現することで少しでも多くの人の"きっかけ”を創出する、証明したる」と決意しました。

ではどうやって証明するか?自分はそれが会社経営という選択でした。小学生の時はプロテニスプレイヤーを目指していた僕ですがきっかけは簡単でした。双方、「自分のやりたいことを実現させ、本気でそれに取り組み人に夢を見せる仕事」という意味では同じなのです。学生の時にとある経営者とお話させて頂いた際に強くそれを感じ、今の会社経営に繋がっています。

2. 初めての会社、創業

そんな思いもあり、meyco株式会社を2018年11月に創業しました。創業当初は1人の若者のよく分からない会社、しかし怖いものは怖いくらい何もありませんでした。そう、ただの勘違いです(今考えたらバカすぎて怖いw)。

「こんな事をしたい、こんな会社を作りたい!」と吹いていただけですが何人もの方が「こうしたらいいんちゃうか?」「手伝うで」と言って助けてくれました。その方々の意見がなかったら確実に今の弊社はないので感謝しかありません。

1人で始めた会社でしたが、最初は自分の身銭を稼ぐことから始めました。どうするか〜、と思っていた時に今でも凄くお世話になっている方に、「まずはお金を稼ぐ事がどういう事なのかやってみろ」とアドバイス頂きました。ITベンチャーで育った僕にとってはよくわかりませんでしたが、そもそも何も分かっていない事だけは理解していたので、素直さだけが取り柄の僕は「とりあえずやってみよう」と思い、そのまま幾つかの企業様と取引させていただきました。

その時に次の事を学びました。
「お金を貰うこと=期待以上の価値を貢献すること」
これは今でも凄く大事にしています。山本にお願いしてよかったな、またお願いしたいな、と思われるように結果はもちろん、スタンス面も含めて非常に鍛えていただきました。究極これを守っていれば人はのたれ死にません。必ずや誰かが助けてくれます。他責にも聞こえますが常に期待を超えるのは決して簡単ではありません。それを続けていくことに価値があります。この意識により、新しいマーケティングを血眼で探したり、既存施策の改善など死ぬ気でやるようになりました。この時の経験は今に凄く活きています。
意外と人は死にません。ですが、上記のスタンスを持っていないと必ず仕事は無くなります。断言できます。最新動向を追うのはもちろん、常に成長しなければ未来はありません。

3. 初めての採用

2019年夏頃、初めての採用をしました。1人目の社員です。当時のバーンレートを考えると一気に2倍近くなるので非常に緊張感が高まりました。もちろん想定していたことでしたが実際にやってみると「人の人生を背負う」ことに対しての責任を何よりも深く感じました。しかし、ここで責任だけ感じて重圧に潰されるのは違います。「その人も自分の可能性を信じ、自分で決断してきてくれた」そう思うと気持ちが楽になりました。と同時に、逆に重圧ばっかりを感じて落ちていく代表は何も魅力的ではありません。そんな自分についてくる為に入社した訳ではないので、逆に相手を信頼していなさすぎて失礼です。自分は自分の役目を果たし、メンバーも役割を果たす。それが大事なのではないか、と思います。

4. 初めてのオフィス契約

Apricot白川さんの計らいもあり、シェアオフィスに入らさせていただきました。創業当時の自分にとっては非常にありがたく使い倒していました。改めてありがとうございます。その後、メンバーが増えてきた際に「オフィスを借りるか?」の選択を迫られました。コロナの影響もあり、オフィスレスがネオスタンダードにもなった今、わざわざお金を払ってオフィスを作る必要は正直ないと思います。しかし、自分たちはオフィスを借りるという選択をしました。そこから更に2回の移転を重ね、今の事務所になっているのですが私たちの場合は借りて正解でした。
そもそもコミュニケーション量が平均よりも多いということもあるのですが、一番の理由としては自分たちは「会社の未来に対する熱量」で繋がっていることが大きかったです。ロジックだけでいうと必要ないのかもしれません。しかし「目には見えない何か」を大事にしている我々の組織には確実に必要な場所であると今でも強く思います。

5. 組織の構築

今では社員数6名、業務委託5名ほどの組織となり、以前に比べると会社規模も少しは大きくなったかと思います。(まだまだ小さいですが)
そうなると出てくるのが「情報の伝達経路、マネジメント」という概念です。過去マネジメントなんて全くしたことが無かった僕は凄く苦戦しました。この時も様々な人に相談させていただいたのですが、一番フィットしたのは「社長の仕事は旗振り役。みんなが追いかける旗を立て、そこに皆が1mmも迷うことなく進めるようにしろ」という言葉でした。変に「マネジメント」という言葉に囚われていた僕にとってはすごくスッキリした言葉でした。

その旗振りに重要になったのが「理念の確立」です。会社の目指すところでもあるVision(ビジョン)の策定からMission(使命)、Value(提供価値)までを言語化しました。この言語化には実は半年ほどの年月をかけました。

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ビジョン策定以降は明確に意思決定にも悩むことがなくなりました。メンバーにも明確に方向の指し示しができ、本当にいいことしかありませんでした。ご協力いただいた岡村さんありがとうございました!
それと同時に難しくなるのが「企業文化の浸透」です。作ったはいいもののそれが風化してしまっては何も意味がありません。そこで、いつ誰でも見えるようにパネルを作ったり、毎月締め会前には話すなどして共通認識共通目標をしっかりと追うようになりました。

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若手のリーダーシップ

大前提、ここでいう若手のリーダーシップとは「U30あたりの人がプロジェクト推進にあたって複数の人の行動を促進すること」を指しています。
若手がリーダーシップを取っていく上で難しいのが「自分が完全体」でないことだと思います。まだまだ経験値も低い状態で周りを成功に導いていくこと、こんな無謀なことはありません。私自身も23歳で起業してから今でもまだまだな点ばかりです。その中でこれまで、そしてこれからも大事にしていこうと思っている点をいくつか抜粋させていただきました。

1. やりたい(成したい)事の明確化と解像度を上げる事

私も独立した時、はやりたい事がそこまで明確ではありませんでした。しかし、過去心が動いた瞬間や生活をしていき、常に考える中でそこが徐々に明確になり、最後はコーチの力も借り、そこに多くの時間を割きました。
そして、抽象的にでもやりたい事が決まった後はその具体化と時間軸への落とし込み、そしてその手段の明確化の作業を実施しました。

そこまで出来た段階で「これは出来る」というのが肌身をもって体感できます。そしてそこまでの構想があれば人に話す時にも「本気度」をちゃんと伝えることができます。

2. 最前線に常にいる事

会社が複数人になってきた時に「マネジメントしないと」「自分ばかりが出てもダメだ」と言われる事があります。確かに中長期の組織運営においてすごく大事な要素だとも思います。しかし、若くして起業して20~30年ほど会社をやってらっしゃる方が口を揃えて仰ってくださるのは「細かい事は考えなくていい、一番前で自分が戦って引っ張っていけ。」という言葉でした。

若くて起業している人は共通してマネジメントをした事がありません。そんな人が少し学んだくらいで出来るほどマネジメントも簡単ではありません。であれば、考える事をやめて自分が掲げた旗に突っ走る方が周りからみてもシンプルでやりやすいです。

3. 色々な場に出向く事

最近では、コロナで直接お会いできる機会は減ってしまいましたが、有難い事に私はこれまで数多くの人にお会いさせていただきました。今でもzoom等を通じて新しい方とお話を定期的にさせていただいております。

その中で先輩方のお話を聞いていると目から鱗な話がよくあります。自分にはなかった考え方、発想はどうあがいても自分からは出てきません。20代はまだまだ無知な事を認識した上で、色々な人とお話させていただく事で「思考の幅」をつける事が大事ではないかと思います。その中で守破離の考え方を大事にし、「自分のコアの考え方」を見つけていく事でレベルアップにつながっていきます。

最後に

ここまで記事をお読みくださり、ありがとうございます!少しでも私や弊社にご興味を持ってくださった方はお気軽にDMでもコメントでもください〜!Zoomでお話でもしましょう!!

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