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日本国内でのソーシャルコマース〜LINE編〜

こんにちは。
ソーシャルコマース領域にて事業を展開しているmeyco株式会社の代表 山本(通称:やましん)です。
今回は、日中両方の市場でソーシャルコマースを推進している私から見た、「日本でのソーシャルコマース」についてお話できればと思います。(完全に個人の見解です)

【ソーシャルコマースとは】
Eコマースにおけるマーケティング手法の一つ。SNSやブログなどのソーシャルメディアを活用して商品やサービスを訴求する。従来の口コミと異なり、SNSなどは友人や知人、もしくは共通の価値観を持つ人からの情報となるため、その信頼度や影響力を活かして販売促進を行う。(引用

今回は「日本でのソーシャルコマース」がテーマという事で、普段中国市場マーケティングをサポートさせて頂く中で分かった日本にも近未来的に需要が高まるであろう内容を連載という形で数週間にわたって記載していければと思っております!その中でも今回は注目度がまだまだ低い「LINE公式アカウント」の活用方法に関して記載していければと思っております。

Wechatに学ぶLINEの可能性

さて、今回「LINE公式アカウント」の活用法に関して記載していくわけですが皆さん、LINE公式アカウントと聞いて、ピンと来ますか?一部の方はLINEの可能性を大いに感じ、LINE公式アカウント運用に注力しているとは思いますがまだまだ多くの方にとってはただの「チャットツール」ではないでしょうか?

私も日本国内のマーケティングをする上で正直ここまでLINEを重要視しておりませんでした。そんな中でLINEに着目した理由は中国のWechat(微信)です。
WechatはLINE同様、中国でコミュニケーションツールとして用いられる一方、「モーメンツ」という機能でTwitterのような側面も持っているアプリです。(LINEのタイムラインにも近いです)
そんなWechatが中国ではどのように使用されているでしょうか?それがまさに「SNS版CRM」です。

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中国ECではタオバオなどのECプラットフォーム(日本でいうAmazon、楽天)が使用される事がメインとなっており、顧客情報がECから取得できない、といった背景もあり日本よりも早く「ECプラットフォーム×SNS版CRM」の構図が流行したと思われます。

では、それを日本に置き換えるとどうでしょう?日本では確かにECプラットフォームではなく、自社ECサイトを活用しているケースも多々みられます。そして、その後「メルマガ」でステップメールなどの手法を駆使し、顧客育成を行なっております。
確かに売上も上がるだろうし、この施策がダメとは言いません。しかし、ふと自分に置き換えて考えてみて欲しいです。

「あなたはメールを使用しますか?」

もちろん、仕事でのやり取りなどで一部メールは使用すると思いますが今やほとんどのコミュニケーションは「SNS」となってはいないでしょうか?LINEでの連絡やfacebookメッセンジャー、TwitterのDMでの連絡も珍しくありません。

中国よりはSNSの発展が遅れている我らが日本国はSNS版CRMがこの後主流になっていくのはまず間違い無いのではないでしょうか。

LINEの活用方法

さて、ここまでLINE公式アカウントの可能性について説明してきましたが、実際にLINEは活用できるものでしょうか?答えは「YES」です。僕も幾つかの企業様とLINEの活用に関してご一緒させて頂きましたが今後確実に「必須」になるデジタルマーケティング手法だと確信しております。
LINEの活用にあたっては大きく3つのポイントがあります。

①セグメント別配信

LINEの企業アカウントにどのようなイメージを持っているでしょうか?恐らく多くの方が「ウザい」イメージを持っているのではないでしょうか?
それは、「企業目線でのメッセージ」を送っているところがあまりに多いのが原因であります。しかし、考え方を変えてみれば「自分が求めている情報」が自分が求めているタイミングでくれば凄く便利ではないでしょうか。

その時に重要になるのが「セグメント配信」になります。その人が何回ページを訪れたか、何回購入したか、どこをクリックしたかに基づいてセグメントを分けることで相手の属性を区別し、それぞれに配信をする事ができます。そうする事で相手に最適な情報を提供する事ができます。

②CPF広告

広告手法にもいろいろな方法がありますがLINEでは「CPF広告(Cost Per Friend)」というものがあります。CPF広告を配信する事で自社のLINE公式アカウントの友達を増やす事ができます。友達数が増える事で「自社プロダクトに興味のある人」の顧客リストを醸成する事ができます。顧客リストは基本的には蓄積していく事ができるので貴社の新たなCRM構築をする事が可能になります。

③既存施策の最大化

企業様によっては既存で広告を大きく使用するビジネスモデルの方もいると思います。そのような場合、大きな広告費を使用し、多くの人がサイトに訪れると思います。しかし、そこからコンバージョンに至るのは1〜3%。他の97〜99%は離脱してしまいます。そんな時、そのサイトにLINEへの導線をつけるとどうでしょう?「購入には至らないけど興味は持っている人」に対して購入より低いハードルでの同線を構築するする事ができます。
「購入に至るはずの人が離脱するのでは?」という風に考える人もいるかもしれませんがLINE登録する事によるメリットをしっかりと与えてあげれば「LINEに登録&購入」というダブルでのコンバージョンを得る事ができます。

まとめ

これまで、LINEの活用ポイントに関してお話してきましたがまだまだ活用されている企業様は少ないと思います。中国をみても今後、「顧客育成の代表的なツールはLINEになる」と断言できます。
この際に是非一度試してみて頂ければと思います。より詳細の話を聞きたい、ディスカッションしてみたい!みたいな方がいらっしゃいましたらお気軽に私までDMして頂ければご相談にも乗れるので是非ご連絡下さい!
次回はInstagramの最適な活用方法に関して私のこれまでの試行錯誤、経験に基づいた私見をお話出来ればと思います。

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ここまで読んで頂きありがとうございます。それではまた!

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