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日本国内でのソーシャルコマース〜Instagram編〜

こんにちは。
ソーシャルコマース領域にて事業を展開しているmeyco株式会社の代表 山本(通称:やましん)です。
今回は、日中両方の市場でソーシャルコマースを推進している私から見た、「日本でのソーシャルコマース」についてお話できればと思います。(完全に個人の見解です)

【ソーシャルコマースとは】
Eコマースにおけるマーケティング手法の一つ。SNSやブログなどのソーシャルメディアを活用して商品やサービスを訴求する。従来の口コミと異なり、SNSなどは友人や知人、もしくは共通の価値観を持つ人からの情報となるため、その信頼度や影響力を活かして販売促進を行う。(引用


今回は「日本でのソーシャルコマース」がテーマという事で、普段中国市場マーケティングをサポートさせて頂く中で分かった日本にも近未来的に需要が高まるであろう内容を連載という形で数週間にわたって記載していければと思っております!先週はLINE公式アカウントについて記載させていただきましたが今週は注目度が高いInstagramの活用方法に関して自社で培った攻略方法を踏まえて記載していければと思います。

Instagramの基本概要

まずはじめに皆さんご存知「Instagramの基本概要」についてご説明していければと思います。今や日本でも代表されるSNSとなっているInstagramですが「#インスタ映え」という言葉があるように他のSNSと比較した時にビジュアル重視なサービスとなっており、オシャレな写真や動画を撮影して投稿するユーザーが多いです。
FacebookやTwitterとの違いは色々ありますが私の中では大きく3点あります。

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①低い拡散性と深い情報
Instagramはマーケティングにおいても非常に有用なツールですがやはりTwitterと比較した時に「拡散性」という面においては低くなっております。Twitterの方が簡単に拡散できたり、コメントを記載したりなどのハードルが低く、接点創出には優れております。しかし、Instagramでは対照的に複数の写真や動画での情報を掲載することで非常にたくさんの情報量を共有することができます。また、投稿頻度もTwitterよりも少ないことからより厳選された情報が露出されるケースが多いのでユーザーの意向度の上昇に寄与するケースがよく見られます。

②toCエンタメコンテンツとの相性の高さ
Instagramは多くのtoCコンテンツにおいて活用すべき媒体となっております。toBコンテンツの場合はFacebookの方がおそらく適した媒体としてイメージされる方も多いのではないでしょうか?一部のtoB業者を除いてはtoCコンテンツの方が圧倒的に相性はいいと思います。中でもエンタメ性の高いコンテンツは非常に相性が良くここから流行が生まれることも多くあります。

③高いリアルタイム性
Instagramを普段から使用している方はご存知だと思いますが最近では「Stories機能」が多用されております。自分もいちユーザーとしてよく使用しますが逆にほとんどここしか使用しておりません。リアルタイム性が上がったことによってユーザーコミュニケーションがより円滑になりました。また、それもありライブ配信機能の使用も最近ではよく見られます。

Instagramで勝つためには

さて、そんなInstagramですが最も結果が出る方法とは何なのでしょうか?
「広告だけ実施」でもなく「運用だけ実施」でもなく「インフルエンサー施策だけ実施」でもありません。弊社ではそれらを複合的に実施することで結果が出ると判断しておりますので基本的には複合的に施策をご提案させて頂いております。

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短期でも広告でインプレッションを集めながらフォロワーも増やし、その上でインフルエンサー施策を合わせて実施することでエンゲージメントを向上させるなど幅広く実施しております。また、それらの施策をご提供させていただく中で我々は「1つの法則」に気づきました。

4つの"口コミサイクル"

I nstagramを活用した施策を過去、実施していく中で感じた重要なポイントがあります。それが「口コミ」です。「そんな当たり前のことを・・・」と思う方もいるかも知れませんが意外とその「当たり前のこと」が疎かになってしまい、せっかく施策をしても機会損失となってしまっている例をあまりにも多く見ます。

・広告、インフルエンサー施策で短期的なインプレッションを獲得
・SNS運用でファンを醸成

など、上記の施策はすごく重要だとは思います。では、あなたがユーザーの立場だったらどうでしょう?上記だけでモノを買いますでしょうか?商品購入前、最後に気になること、そうそれが「口コミ」です。商品購入前の最後のユーザー導線、かつ自動拡散的にノンペイドで認知を広げれるところなので弊社では非常に重要視しております。
そこで、弊社では口コミに関して4つのサイクル「口コミサイクル」という概念を構築し、施策を回しております。

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①商品の提供
口コミを書いてもらうためにはまず「商品を使ってもらうこと」が大切になります。購入してもらう、プレゼントするなど複数手法ありますがまずは「出来るだけ多くの人に商品を使ってもらうこと」が大切になります。

②口コミの醸成
商品を使ってもらった後、口コミを書いてもらえないことにはSNS上への情報は増えません。「ハッシュタグ施策」や「口コミ投稿によるメリット」を明確に表現してあげることで口コミ数を増やします。

③口コミの拡散
口コミが増えることでより多くの人に商品情報が触れる事になります。「ユーザー側の意見」に別ユーザーが触れる事で購入意向度は大きく向上します。その効果をより加速するためにも「口コミの拡散」を行う必要があります。ユーザー投稿コンテンツ(UGC)などを活用し、自社メディアに掲載したり、広告施策とかけあわせたりする事で口コミを拡散させていきます。

④認知、信頼の獲得
口コミの拡散によって更に多くのユーザーに自社商品を知ってもらうことができます。また、企業側の一方的な意見ではなく、あくまでユーザーの声であることからユーザー側の信頼も勝ち取りやすく、拡散での認知の向上と合わせて信頼も獲得することができます。

このように信頼を獲得する事で商品の購買ハードルを下げ、次の購買を生みます。弊社ではこれを「口コミサイクル」と呼び、これをいかに構築するかを大切にし、施策を遂行しております。

中国からみたInstagramの今後

さて、話は変わりますがmeyco株式会社では日本のデジタルマーケティングと同時に中国市場でのデジタルマーケティングを実施しております。
中国のデジタルマーケティングでは検索エンジンの活用がもう何年も前から廃れ、SNSを活用した施策が非常に進んでおります。

その中国マーケティングを実施していても思うのが何よりも「口コミの重要性」となります。口コミがない企業側の投稿だけの商品はやはりユーザーの信頼を獲得することができず、売れていない印象があります。派手なKOL(インフルエンサー)の拡散による販売の促進などが話題になりやすいですがそれを下支えしているのが「膨大な量の口コミ数」となります。

また、中国マーケティングでは日本よりもSNSを活用したコマースが進んでおり、今では主要SNSのほとんどでシームレスな購買までが可能となっております。Instagramでもコマース機能等出てきておりますが今後は更にSNSとコマース(EC)の一体化は進むと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?これまでInstagramの活用方法を紹介して参りましたがInstagramの活用術、今後重要になる施策など参考になりましたでしょうか?弊社では今後もSNS×コマース領域に張り、どんどん情報をアップデートしていければと思っております!

「このテーマで書いて欲しい!」「これに関して意見聞きたい!」など要望等もどしどしお待ちしておりますので是非ご連絡くださいませ!毎週記載していっておりますが皆様からの声が自分のモチベーションにも繋がっておりますので迷った方は何かコメントください(喜びます)!w

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それでは引き続きよろしくお願いします〜!

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