決算書の本を読むにはまだ早かったというお話


ビジネスに関するお金の話って大事だなぁ~と思いつつ、普段の仕事で関わる機会が少なく、なんとなく手に取ることがありませんでした。たまたま、Kindleで50% OFF のキャンペーン中だったので、ポッチとしてみました。

ビジネスのお金は「管理会計」「財務会計」「ファイナンス」で見る

本書で最も大事な入口は「管理会計」「財務会計」「ファイナンス」というカテゴリ分けだと思いました。

財務会計…いわゆる決算書と呼ばれる指標。貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書など。外部向けで、いわゆる会計期間が締まってからわかる指標。
管理会計…KPI指標は管理会計の1つ。内部向けで、会計期間が締まる前に数値化できる先行指標。
ファイナンス…投資家の立場からの指標。企業価値や株価、時価総額などの指標がファイナンス。資金調達に役立つ。

こんなところでしょうか。本書では、この3つが一体化してきてますよーというのが冒頭で紹介されます。

財務会計の鍵となる決算書の読み方

決算書の意味合いをつかむことが大事だなと思い、自分なりのメモを紹介します。

貸借対照表(B/S)…どのようにお金を集めていて、どのような資産を保有しているかがわかるもの。流動資産/負債、固定資産/負債、純資産の分類がある。
損益計算書(PL)…黒字/赤字(利益)の状況がわかるもの。収入と支出の一覧。もっともわかりやすい。減価償却がわかればOK。
キャッシュフロー計算書…実際のお金の流れをみるもので、家計簿はこれに近い。キャッシュフローがピンチだと、黒字倒産なんてことも。現金がプラスに回転できているかを読み取れる。


実務で使わない限りは、ぜんぜんわからん!必要なときに学ぶのがおすすめ。

さっと読んで、途中で飽きてしまいまして、思ったことです。実務で使わないと、全然入ってこないんですよね。他の企業の決算書を読もうと思っても、それを使う機会がないとモチベーションが…

もし、株式投資などに興味がある人はいいかもしれません。決算書の指標から、PBRなどを計算してみる、とか、将来の現在価値を試算できたりとか、そんなことができたりします。