噴火発生!どんな噴火か見たいときは?
20日の正午前、熊本県の阿蘇山が噴火しました。活動が高まっていて、1週間前に噴火警戒レベルを「1」から「2」に引き上げた矢先でした。噴火速報が出て、テレビの速報スーパーが流れました。
どんな噴火なのか?大きい噴火なんだろうか?
実は、誰でも、噴火の様子を確認することができるんです。
気象庁の「監視カメラ画像」を確認する
まず最初に確認をオススメするのは気象庁の監視カメラの映像。気象庁は全国の50の火山を24時間体制で監視していて、設置している監視カメラの画像を公開しています。
気象庁のWebサイトから探すのは結構難しいので、「気象庁 監視カメラ」で検索する方が早いです。Googleだと一番上に出てきます。
クリックして進むと、
見たい火山を選ぶ地図が表示されます。「地方選択」→「火山選択」と順に選択します。今回は阿蘇山なので、地方選択を「九州」、火山選択で「阿蘇山」と選んでいくと…
阿蘇山の周辺には「車帰」と「草千里」という2つの監視カメラの情報が公開されていることが表示されました。試しに、草千里のカメラのマークをクリックしてみると…
こんな感じで監視カメラが撮影した画像が確認できます。火口から噴煙が出ているのがわかりますね。
タイムラグは10分ほどで、画面したのタイムスライダーを動かすことで時間を遡って確認することもできます。
カメラは高感度なので、夜でも映るのが嬉しいです。下の画像は6月に鹿児島県の諏訪之瀬島が噴火した時の監視カメラ画像ですが、火口が赤く光っている様子がはっきり見えました。
ただ、天気が悪かったり、角度の問題で見えないこともあるので、そんな時は、周辺の他のカメラに切り替えて確認したりします。
テレビ局が映像を公開していることも
火山によっては、気象庁とは別のカメラ映像が見れる場合もあります。
地元のテレビ局などがカメラを設置していて公開している場合です。
阿蘇山も熊本県のRKK熊本放送さんが、阿蘇火山博物館の屋上に設置したカメラの映像を公開しています。NHKなどもカメラを置いている場所です。
youtubeで「阿蘇ライブカメラ」と探すと出てきます。過去12時間まで遡ることができる上に、こちらはライブで見ることができるのも良いです。
今回、阿蘇山の噴火速報が出た直後に、気象庁の監視カメラ画像を確認しましたが、まだ噴火時の画像は入ってきていませんでした。RKKさんのライブ映像の方が役に立ちました。下の図はそのキャプチャ画像です。
火山監視のためではないと思いますが、HBC北海道放送さんもカメラを公開しています。室蘭のカメラでは有珠山などが見えると書いてあります。ただ、画像での公開となっています。また、同じ北海道のSTV札幌テレビ放送さんも公開されていますね。
余談ですが、2021年1月の北陸の大雪の際は、富山テレビさんがお天気カメラの映像をyoutubeでライブ配信して話題になりました。交差点で立ち往生した車を皆で協力して押す様子や、渋滞している様子が見えました。
他にも、国交省の河川国道事務所や自治体が監視カメラの映像を公開していることがあります。ただ、映像を切り出した画像で、更新頻度もそれほど高くはありません。
「火山名 カメラ」などと検索すると、色々なものが出てきますので、ぜひ、確認してみて下さい。良いものがあれば教えて頂けるとうれしいです。
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