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続ける脳 茂木健一郎

01.
課題に意義があるかどうかは関係ない 

 『天才達に自分の好きなことだけをやってもらう』という研究をしたそうです。全ての時間を自分に好きなことだけに費やしてもらうと天才達はどうなったかという研究です。そすると、天才達の生産量は、普段より落ちたそうです。つまり、邪魔だと感じる仕事の中にも本質的な仕事のヒントがあるのです。邪魔な仕事からもヒントを見つけるにはその仕事に打ち込んでいる必要があります。

02.
無駄に思えるような会話こそが創造性を高める

 欧米の大学では10時と15時にお茶の時間が用意されていて、たまたま隣になった人とお茶をするそうです。そのお茶の時間に交わした異分野の人との会話がひらめきのきっかけになるそうです。完璧を目指し、自分の目標達成に100%コミットしている人からは、このようなひらめきに時間は生まれてこないのです。むしろ、変化や邪魔や横やりを邪魔なものとして決めつけなければ、成功のヒントになるでしょう。

03.
夢は見つけるものではなく、育てるもの

 どんなに大きな夢を持っている人も、最初はなんだか面白そうという思いから取り組んでいる。最初は小さな種でしかなかった。その種を苗にして果実が実るまで育てることが大切である。ほとんどの人が、夢は突然やってきて、俺はこれしかないと思えることに出会えると思っているかもしれない。しかし、それはただの幻想である。日々、なんか興味あるなとかなんか楽しいなと思えるものに取り組んでいると、それが大きな夢になるのである。

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