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敵を知り己をしれば百戦危うからず

自分のことをよく知り、習慣にまで落とし込むことが大事と書いた。また、どうすれば自分のことをよく知れるのかも書いた。つまり、自分と同じ年齢の人がどういわれているか、自分がどんなカテゴリーに属するかを理解し、積極的にそのカテゴリーの人が合う行動をすることがそれだ。例えば、人妻にカテゴライズされる20代後半くらいからの人であれば、結婚していた方が合うだろうし、おじさんにカテゴライズされる私のような40代男性であれば、若者からは離れた方が合うだろう。

このことを私が強調するのは、これを身につけていないとだまされる恐れがあるからだ。少し前の流行りでいえば美人局に遭ったりしてしまう。美人局と自分を知って習慣にまで落とし込むことがどう関係があるのかといえば、自分がモテるかどうかを本当に知っていれば、避けることができるが、少しでも甘い認識でいれば、誘惑に負けてしまうといえるということだ。私はこのことに悲しみを感じる。自分もいつ引っかかってもおかしくなかったからだ。幸いそういうことはなかったが、潜在的にはいいカモだっただろう。

凡人でなければ、どういうわけかはわからないが、自分のことをよく知ることができる。そして自分がどの位置にいるかを正確に把握することができ、余裕を持って人間関係に対応できる。だから無理に変な女性について行くこともないし、ロマンス詐欺のようなことにもならない。自分をよく知っているということは、変な期待を持たないし、大事なものを見誤らない。

ただ、ここには一つ注意すべきことがある。それは、人はいいことは受け入れやすいがダメな部分は否定したがる、ということだ。自分がかっこいいとわかるのは容易いが、自分が不細工であるということを認めるのはなかなか難しい。自分の悪を認めることは精神衛生上もあまりいいとはいえない。だから誰がいっても無駄なのだ。自分で本当に腑に落ちなければいけない。

人は誰でも自分が平均以上であると信じたい生き物だということはいえるだろう。だからnoteでも凡人のための知識のようなものはないし、一方で、天才にしかできないような成功体験だったり、弱者をカモにするような釣りが多いのだろう。凡人による凡人のための凡人の文章を自称する私は、これから手を引かなくてはいけない。そしてちゃんと行動に落とせるくらいまとまった知識を書かなくてはいけない。

まとめると

  • 自分がどの位置にいるかの把握は絶対に必要だ。

  • そうしないとだまされる。

  • 人は自分を平均以上だと思いたい。

そして私の提案は次のようである。

  • 自分と同じ年齢の人が呼ばれていることは自分にも当てはまると肝に銘じる。

  • そういう自分に合う場所、行動を見つける。

  • 女、酒、ドラッグ等々、快楽だけでなく、方法がしっかり確立されたものを趣味にする。例えば、レシピがあるものはレシピ通りに作るように、読書であればちゃんと入門書や簡単な本から読み、読書ノートをつけるなど、体や手を動かすことも同時にやる。

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