アダム・スミス『国富論』4(2024年6月26日)
『国富論』を読んでいる。再三書いているように、この本は本当に多彩で網羅的な内容が書いてあり、これを本気で読めば、確かに経済学を身につけられそうだ。訳者が書いているように、アダム・スミスのすごいところは、本当の原因にまでさかのぼり、さらにそれを整合的に説明しようとしているところだろう。学とは本来そういうものであって、数学を使って説明すればいいわけではない。もし私が経済学部にいたときに本気でこの本を読んでいれば、他の講義などどうでもよかったかもしれない。始まりとはやはりすばらしい