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小説が楽しい

小説が楽しい

最近また小説を読むのが楽しくて楽しくて、つい寝る時間を削ってまで読んでしまっている。本を読まない旦那はそのそばで携帯をいじったり寝てしまっているのだけれど、英語も朝夕15分はやると決めているし、家事を終えてから本を読むのでついつい寝る時間を削る結果になる。



本を読むのが面白いと思える間はそれでもいいかと思っている。私の中で小説は波があって、読みたい時とそうでない時の差が激しいのだ。突然スイッチが切れたかのように、小説を読んでいる時間が惜しくなる。時間が無駄に感じるのだ。そうなると、もう読めない。もしかしたら、単純に合わない本だったのかもしれないけれど、そんな時はビジネス書を読む。勉強している、知識を得ているという安心感が欲しいのかもしれない。そして、図書館から借りてきた本を優先的に読まざるを得ないから、せっかく買った本が進まない。じゃあどうして買ったんだ、と聞かれると途中まで図書館で借りて面白く感じてラインを引きたいと思った本だったり、人気すぎて何人待ちなの?な本だったりするのだが、これだけ積読してしまうと、リクエスト出しておいて待っていても変わりがないじゃないかとも思える。これが、迷いに迷って買った漫画ですらまだ読んでいないのだから、困ったものである。息子の方が何度読んだことか。息子が寝っ転がって読んでいるのをついつい恨めしく思ってしまう。

村上春樹:羊をめぐる冒険

で、今何を読んでいるのかというと、やりたい100リストの中に、『村上春樹を読破する』というのを何番目にか書いた。それを実現するべく全集を借りてきて読んでいる。今まだ2冊目。読むのも、毎日寝る前にちょこ〜っと。他の本も読んで、ベッドに入った瞬間にパラパラパラとキリのいいところまで読んでいる。不思議なもので、読み出すと途端のこの人の世界になるからすごいと思う。まるで自分の記憶のように、ああそんなことあったよねとか思ってしまう。引き込まれてしまうのだ。生々しいわけでもないのに、細かい描写というか、そんな細かいエピソード、いる?なんていうのがあって、それがもう妙にリアルに近づくというか、気持ちまでわかる気がしてしまうというか。これが春樹ワールドなんだろうか?初心者にはまだわからない。『村上春樹全作品』というのを読んでいるんだけど、絶版になっているらしい?なんで?

今読んでいるのがこれ、『羊をめぐる冒険』

現実とありそうななさそうな世界が入り混じってる。昭和の時代の匂いがプンプンするのもいい。携帯とかメールとか便利なものがないのもいい。洗練されりゃあいいってものでもないところもいい。読み終わったらまた読みたくなるんだろうな、と今からそんな気がしている。

風の陰陽師 狐童子

同時進行で読んでいるのは、というか息子用に試しに借りてみたら思いの外面白くてズイズイ引き込まれ、つい一気読みしてしまったのが、これ。
『風の陰陽師(1) きつね童子』
なんだ、これも絶版になってる?
第50回日本児童文学者協会賞を受賞しているようなのだけれど。

三田村信之さんの文が私にあっているんだろうか?
調べてみると、私の通ってこなかった児童書がたくさん。ここで出会えて嬉しい。きっかけに図書館にリクエストしてみる。
陰陽師はいつか読みたい読みたいと思いつつも、図書館で見かけてもそのなんというか年期の入っている丁にうっとなって借りれなかったりで、これまで縁がなくて。いつか読みたい読みたいと思っていたのではあるけれど、息子用に何かないかな〜と探していたら『誰にても借りれます本棚』に並んでいて目に飛び込んできた。だから息子用ではあるけれど、実は私が読みたかった。念願叶ったようでもある。実際に借りてきても、息子は見もしない。我が家の絵本コーナーに並べてみようか?

息子がハマっている:横山光樹 三国志

そんな息子が今ハマっているのは『三国志」横山光樹作のもので、小学校で読んでいるらしい。全60巻。今5回目の読み直しらしい。これもAmazonで検索したら絶版。
三国志にハマっていると聞いた瞬間、思わず人形劇の三国志を探してしまった。私は子どもの頃これをみていたはずなんだけど、全く頭に入っていない。だからいつか読みたいなと思って、読ませたいとも思って児童書なり探していたのだけれど、自分で気にいるのを見つけてきた。

わたしも読みたいから、ひとまずKindleで読めるものをポチ。人形劇も見たくなってきた。
時間は限られている。でも読みたいものもたくさん。したいところもたくさん。
読みたいから読む。したいことができる。幸せ。

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