385: INXS / Need You Tonight

メン・アット・ワークに続いて、USナンバー1ヒットを生んだバンドがINXS(インエクセス)。
彼らはロック・バンドですが、ちょっとファンクっぽい、まあ今で言うところの「ミクスチャー・ロック」のはしりみたいなサウンドを奏でていました。
この曲は、1987年にリリースしたアルバム『キック』からの1stシングル。US1位/UK2位を記録した、彼らの代表曲です。
この曲、パッと聴いた感じでは、スカスカなサウンドに聴こえるのですが、よく聴くと結構たくさんの音が重ねられています。
ただ、それらが互いに邪魔しないように、緻密に計算されて配置されているので、この曲の顔ともいうべきギターリフを始めとして、非常にキレのあるサウンドとなっています。
このあたりは、プロデューサーのクリス・トーマスと、ミキサーのボブ・クリアマウンテンの力量によるところが大きいように思います。
バンドはその後も活動を続けますが、1997年にヴォーカルのマイケル・ハッチェンスが自殺。後任ヴォーカリストを入れて活動を継続しますが、2012年に活動停止しています。

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